育児

外資系企業で働く男性が長期育休をとった話

わたしかみぞのは、外資系企業で働いております。

そして、そんな外資系企業戦士のかみぞのは、ついに世の中の働く男性の上位0.2%のポジションをつかみ取った。

上位0.2%とは、1000人に2人。

ということは、500人に1人。

1000人規模の小学校でたった1人(男女半々の割合で考えたら)の割合になってしまった。

インタビュアー
インタビュアー
、、、結局なんの上位0.2%なんですか?
かみぞの
かみぞの
育児休業を取得して上位0.2%なんです!
インタビュアー
インタビュアー
育児休業をする男性は、最近増えてるんじゃない?

 

そうなんです。

男性の育児休業の取得状況と取得促進のための取組についてのデータを見ると、2018年の男性の育児休業は6.16%と過去と比較して大きく取得率が上がっている。

たぶん、この勢いは加速するだろう。

ただ、上記のデータだけでは上位0.2%の意味がまだ分からない。

もう少し説明を。

育児休業をした男性の中でどれだけの期間休みを取ったかもデータが載っている。

データを見ると育児休業をした男性の80%は1ヶ月未満しか休業を取ってない。

かみぞの
かみぞの
おいおい!たった1ヶ月じゃあ、なんの育児の足しにもならんぞ!

 

ん?なんでそんなに偉そうなのかって?

わたしかみぞのは10ヶ月以上(育児休業8ヶ月+有給休暇2ヶ月)取っており、育児休業8ヶ月以上は育児休業を取得した男性の中で上位2.8%。

よって、0.06(男性の育児休業取得率)×0.03(育児休業取得した男性の休業期間8ヶ月以上)で約0.2%となる。

ついにやってやりました。

男性でありながら、長期間の育児休業を取得!

ドヤァ!

・・・まあ、世の中これだけ長く育休が取れる男性は、本当にごくわずか。

じゃあ、なんでわたしかみぞのが、ごくわずかしか取得できない育児休業を取得できたのか。

 

なぜ男性で長期間の育児休業が取得できたのか

結論から先に言うと、”同じ部署でわたしよりも上のポジションの男性が2名、すでに育休を取得してたから取りやすかった”です。

ちなみにわたしが入社してから同じ部署の部長ポジションの男性が1年ほどの育児休業を取得。

その時は、「えぇ~このポジションでそんなことできちゃうのー!」と、メチャクチャ驚いた記憶が。

その人は外資系企業なだけに外国籍の男性。

2人目の子どもが産まれて育児休業を取得。

インタビュアー
インタビュアー
えっ?部長クラスの人が育児休業を取って会社は回るの?

 

これが、全然回るんですw

もちろん、人数が一人減った訳ではない。

その部長が抜けた分を海外のグループ会社で働いている同じような業務ができる人が日本にやってきて引継ぎから何からやって、大きな問題なく仕事が回りました。

やはり、外国籍の人で、さらに部長ポジションな人でも育児休業を取るところは、外資系企業だなぁとしみじみ。

インタビュアー
インタビュアー
まぁでも、やっぱり外国人だからいろんな空気を読まないだけで、日本人は難しいでしょ?

 

・・・ところが!

その後もマネージャーポジション(課長クラス)の男性(こちらは日本人だが、海外歴長し)も半年弱育休を取りましたが、これも仕事に影響はなかった。

部長ポジションもマネージャーポジションの人も育児休業を取って問題なかったら、ポジションなし、ペーペーのわたしかみぞのが男性だから育休が取れないなんてことはないと確信。

やっぱり、周りでさらに自分よりも上のポジションの男性が長期で育児休業を取っている状況は本当に自分も育休が取りやすいと感じる。

外資系企業で有給休暇が取りやすいのは、周りが当たり前に取得しているからと同じように、男性の育休も周りが当たり前に取得していると取りやすい。

とりあえず、みんな持っているからわたしもほしい・・・的なw

まだまだ日本の会社で男性の長期の育休は当たり前になってない。

また、育休を取りたくない人もいる。

でも、男性の育休を浸透させるには上位ポジションの男性が当たり前に取得することの重要性を痛感。

世の中の偉い人!いっぱい育児休業を取ってください!!

そして、育児休業を取ってつくづく感じたのは、1人で子育てをしている女性には本当に頭が下がる。

 

育児休業を取って感じた子育ての大変さ

わたしは子どもが産まれた直後から育休を取ったが、子育ては本当に大変。

まず、何がシンドイかと言えば眠さ。

とにかく、眠い。

赤ちゃんは、まとまった睡眠をとらず3時間置きにミルクを飲んだりするので、夜中も関係なく泣き、こちらはその対応。

これが、個人的にはシンドイ。

どんな感じかって、なんか寝不足状態で一日中頭がボーっとする感じ。

育休を有効利用して勉強などしようかと思ったが、とんでもない!

赤ちゃんが寝ているちょっとした間に勉強しようと思っても寝不足で全然頭に入らない。※勉強が面白くないことも大きな要因w

さらにいきなり泣いたりするので、まとまった時間も取れず、集中して勉強できない。※勉強が嫌いないいわけw

なので自分の興味があるTwitterなどを細切れの時間で見たりはできるが、赤ちゃんがどんな不可解な行動をするのか未知なため、常に臨戦態勢。

とにかく眠いため、頭の回転も、体力もすべて奪われている状況が続く感じ。

さらにシンドイのが、赤ちゃんが泣き止まないこと。

特に自分ひとりであやしている時は、赤ちゃんが泣き止まず、自分のメンタルが追い込まれた。

※こんなこともありました↓

2ヶ月目の赤ちゃんがどうやってもミルクを飲まなかったが解決した話

 

どんなにあやしても泣き止まない。

ミルクも飲んだし、オムツも変えたし、問題はないはずだが一向に泣き止まない。

通常の精神状態ならもうちょいメンタルも安定していると思うが、寝不足で体力も頭の回りもボロボロの状態で赤ちゃんに泣かれるので、プッツンしそうになってしまうことも。

こんな状況を一人で回し続けている世の中の女性は本当にすごいと思うし、メンタルをやられる人の気持ちも、もの凄く分かった。

わたしは、せっかちだし、気性がどちらかと言えば激しいタイプなのでこういった女性は特に子育てにおいてメンタルのダメージが大きいと思う。

一方、穏やかであまり感情の振れ幅が大きくない人は、子育てでもメンタルをやられにくい傾向はあると感じる。※ただし、女性はホルモンの関係で産後ウツもあるので。。。

とにもかくにも子どもを育てる大変さを痛感した。

どのくらいシンドイかは、1LDK→3LDKへ引っ越しするくらいシンドカッタ。

 

さいごに

男性の育児休業は、周りが(特に上司が)取っているという状況が自分の取得しやすいと心底感じた。

そして、有給休暇も取りやすく、残業も少なく、育休も取得できる今の外資系企業は本当にホワイト企業を越えてクリスタル企業なんじゃないかと感じるくらいありがたい。

休み中、転職サイトを見たり、ヘッドハンティングで面白そうな会社やスタバのようなドヤドヤできそうな超大手企業のオファーがあったりすると誘惑に負けて転職しそうになった。

が!長期の育休を取らせてくれる今の会社に足を向けて寝ることはできないので、とどまりましたw

また、育児休暇で実際に初めて子どもの世話を24時間付きっきりでしてみて、赤ちゃんを常に面倒見ることでの眠さと、泣き止まないシンドさを骨の髄まで身に染みました。

育児は常に忙しい訳じゃないんだけど、ずーーーっと体力が削られた状態&自分で時間をコントロールできない状態が続いているのが、会社のストレスとはまた違った意味でメンタルをえぐられる。

世の中の「育児と会社はどっちが大変だ?」は「賃貸と持ち家はどっちが良いか?」くらい不毛な議論になりそうだ。

”人による”としか言えない。

そんなこんなで、男性の長期間の育児休業取得というトップ0.2%の実績を残したのでここに記しますw