外資系経理

経理担当が会社の横領、着服、不正がどれだけバレないのかを自社想定で考えてみた

会社の横領、着服、不正

経理業務をおこなっているのと、自分自身の預金口座には一生見ることのできないとてつもない残高を目にします。

普段は感覚がマヒして何も考えないのですが、ふとした時にどうやったら完全犯罪ができるのかということを経理担当者なら誰しも?思うでしょう。※マジメな方は思わないですね、ごめんなさい

そこで、今回は会社でお金を盗むような横領や不正はどこまでバレないかをわたしが働いているor働いていた会社の規定から考えてみました。

結論をまず先にお伝えすると、自己判断の申請関係はたぶんバレないものもあります!

しかし、バレた時に失うリスクの大きさを考えると、超ハイリスクローリターンのためオススメはしません。

では、実際に3つのケースに当てはめて横領や不正がバレるのかを検証していきます。

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不正な請求書を作るとバレるのか?

たとえば、あなたが営業担当だとして自分で勝手に請求書を作成し自分の口座に振込をしてもらう場合、上手く振込まれるでしょうか?

わたしの経験のある会社の場合、ほぼ100%不可能です。

なぜならば、振込先口座です。

当たり前ですが、口座名が自分の名前や個人名だと経理担当者は懐疑的な眼差しで請求書を見ます。

怪しいと思えば、住所や請求書の内容等、詳細な確認が入ることが予想されるでしょう。

もし、自分自身が作ったことがバレればアウトです。

そのため自己完結で請求書を作って入金させるのはまず難しいでしょう。

 

不正な請求書をどこかの会社に協力を依頼する

じゃあ、不正な請求書をどこかの会社に依頼してはどうでしょうか?

これもその会社に犯罪をさせるので相当難易度は高いでしょう。

余程の蜜月な取引先であっても通常は断られるはず。

しかし、仮に上手くいくと不正ができる可能性は大幅に上がります。

ただ、実際に請求書の金額が振込まれるまでにはさまざまな山を越える必要があります。

 

第一の山:部門長の承認

わたしの経験のある会社の場合、支払いをするにはまずは自分の部署のマネージャーや部門長の承認が必要です。

マネージャーがあなたの業務を詳細に把握していたら変な請求書が来たことがバレてしまうリスクがあるでしょう。

上司
上司
こんな会社と取引してたっけ?
あなた
あなた
あっ、あの。。。そうなんです、さ、最近。。。

 

ただ、盲判(めくらばん)であれば上司の承認はなんとか突破できます。

上司
上司
そうなんだ、了解!承認するね~

 

第二の山:経理部門の承認

ユルい上司であれば、難なく承認はもらえそうですが、次は会社の金庫番の経理の承認が必要です。

ここではわたしの経験のある会社の場合、最低3人のチェックをくぐり抜けなければなりません。

3人とは、経理担当⇒マネージャー⇒部門長です。

そう簡単にお金を振り込んでくれません。

なお、わたしがチェックをおこなう際は既存の取引先であれば、サラッっとスルーして処理をしますが、新規の取引先の場合は通常よりも細かく内容を見ます。

まぁそうは言っても内容の詳細などはわたしが必要か必要でないかは判断できるものでないので、部門の承認を上手くくぐり抜けられれば、とてつもなく変な請求書でない限り経理も突破して無事に支払いとなるでしょう。

ただし、あくまでもこれは金額が低い場合です。

不正をおこなう場合、残念なことにわたしの経験のある会社では支払い金額が税抜で10万円を越える場合は稟議(事前にお金を使いますという申請)が必要なのです。

 

第三の山:稟議での承認

10万円を越える支払いについては請求書をもらう前に見積書や依頼内容などを記載する必要があります。

これは、ある程度の規模の会社であればどこも一緒でしょう。

で、稟議を行う場合は必ず自身の所属する部署と予算を管理する部門(会社によって、経理、経営企画、Controlling(コントローリング)など異なる)、さらに金額大きさによっては社長の承認が必要となります。

つまり、さらにチェックする人間が増えるのです。

金額が上がれば上がるほど、支払いの難易度は上がるという不正をする人にとっては不都合極まりない仕組みとなっていますね。

よって、会社としてはより大きな金額の不正に対しては内部統制、つまり悪いことができない仕組みが整っていると言えるでしょう。

 

第四の山:監査法人や税務署からのチェック

無事に支払いがされたからといっても安心はできません。

支払いがおこなわれると、それは会社の記録に残ります。

記録に残ると監査法人と言って、会社のお金の動きや経理をちゃんとおこなっているかなどをチェックする会社からの監査(チェック)があります。※会社の規模や上場しているか等によって監査ない会社もあります

この監査法人の監査の項目の一つには取引先のチェックがあります。

また、これはすべての会社に当てはまりますが税務署も一定期間毎にちゃんと税金の処理ができているかチェックにやってきます。

つまり監査法人や税務署からのチェックでもバレてしまう可能性があるんです。

逆に言うと、このすべてのプロセスをかいくぐると晴れて不正な振込や横領の完了となります。

結構な難易度ではないでしょうか?

これだけのリスクを冒す振込だと相当な金額でないと割に合いませんよね?

だからといって何億円の振込となれば、すべての承認者から目を付けられますし、監査法人も税務署も間違いなくチェックを入れてくるに違いありません。

だからといって数年間でコツコツ少ない金額をおこなっても大して儲からないので全然旨みがないです。

 

不正な請求書を作るとバレるのまとめ

不正な請求書を作って横領をするためには、大きな金額を狙うのが最も効率が良いが、金額が高ければ高いほど、監視の目は厳しくなるという状況に陥ります。

また、もし見つかると犯罪となり次に別の会社で働くことも容易ではありません。

上手くいけばリターンもありますが、自己完結が難しい以上、誰かの力を借りる必要があります。

すると、いつか誰かが密告するのではないかという恐怖と一生隣り合わせで生きていかなければならないのです。

それでもリスクが低いと感じる場合はオススメはしませんが熟考ください。

※この記事は犯罪を助長するものではありません

ちなみに経理担当が不正をおこなう場合、経理が利用する取引先は限られているため非常に難易度があり、失敗した時には人生詰みます。

どう考えても割に合わないですね。

 

旅費精算での不正はバレるのか?

出張や外出が多い方は旅費精算と言って自分が会社の代わりに建て替えて交通費などを支払ったお金を返金してくださいという制度がありますよね。

この旅費精算で上手く不正をしていっぱい稼げる方法はないでしょうか?

たとえば、どこにも行ってないのに、どこかに行ったことにして申請をしてみた場合はどうでしょうか。

わたしの経験のある会社の場合、通常の電車やバス以外の特急や高速道路、飛行機、新幹線の場合は、必ず領収書が必要です。

また、どの訪問先に行ったかも記入があります。

よって、あまりにも適当にやった場合は領収書がなければアウトです。

また請求書と同様に自分の部門の上司の承認も必要なので、変なものは却下されるでしょう。

ただ、上司も部下の予定を把握しておらず、完全に自由に動いている場合であれば上司からバレることはありません。

このような場合は、とりあえず部門の承認は突破です。

次は難関の経理の承認です。

 

旅費の不正精算で経理の承認は突破できるのか

まず、結論を言うと経理の承認は大きなハードルではないので、無事に通過できるでしょう。

わたしが経理担当だった際、基本的に経理は内容のミスがなく、適切にエビデンスがついているかの確認となります。※経理担当によってはホテルで朝食付きかまで見る人もいます

よって、あまりにも高額なファーストクラスの飛行機代の領収書などのイレギュラーケース以外は通るはずです。

しかし、無事に承認されてお金が振り込まれても安心してはいけません。

不正や横領がおこなわれないような仕組み”内部統制”の一貫で従業員毎に交通費の年間費用の統計を出すところもあるからです。

どういうことかと言うと、ある年の1年間の旅費交通費の個人名毎の一覧を出したとします。

その際に他の営業マンと比べて営業マンAは明らかに旅費交通費が高かったとします。

すると経理部門では、なぜこの営業マンAだけ突出して旅費交通費が高いのか分析をおこないます。

仮に営業マンAは地方のお客さんや海外出張が他の営業マンより圧倒的に多いという状況であれば、腹落ちしてそれ以上の詮索はしないでしょう。

しかし、特段の材料がないにも関わらず営業マンAが突出して高い場合、調査のメスが入る可能性もあります。

もちろん、旅費だけに関わらず、接待費、交際費、会議費なども同様です。

また、ランダムで調査対象者を決める会社もあります。

いずれにせよ、いつ調べられているかは分かりません。

 

旅費精算での不正のまとめ

自分の部門の上司がザルの場合、架空の旅費精算をしてもバレる可能性は低いでしょう。

ただし、ある日突然、自分自身が架空の旅費精算の調査対象となっていて、捕まってしまう可能性もあります。

じゃあ、少しならほぼバレずにできるかと言われると確かにバレにくいでしょう。

ただし、先ほどの請求書の件と同様にバレた時のリスクを考えると多少お金が入ってきたとしても、自分自身の信頼を失うリスクを考えるとハイリスクローリターンかと思います。

確率論で言えば、勝てる可能性は高いが、負けた時に一発退場です。

これをどのように捉えるかはご自身でご判断ください。

※念のためですが犯罪を助長する内容ではございません

 

経理が会社の金庫にあるお金(小口現金)を取ったらバレるのか?

経理担当ならお金に携わるチャンスがたくさんありますよね。

なので上手いことできるんじゃないかと考えて、会社の金庫にある現金(小口現金)をこっそりいくらか抜いた場合どうなるでしょうか?

結論は本気を出されるとバレるが答えになります。

まず、わたしの経験のある会社の場合、会社の金庫の金額チェックを週1でマネージャーがおこなっています。

仮にその1週間の内にいくらか盗んだ場合、金庫を開けることができる経理の誰かが盗んだという話になるでしょう。

ただし、監視カメラがない場合は魔女狩りになるのが関の山です。

少額であれば、調査のコストを考えると仮にわたしが責任者であれば体制の強化を部内にシェアし、雑損(現金過不足)で処理をするでしょう。

つまり、犯人捜しを諦めます。

ただし、もし大きい金額や繰り返しとなると話は異なります。

徹底的に調べるでしょう。

具体的にはIT部門に依頼してPCのログを奥の奥まで調べ、さらにどの時間に誰が何をしていたのかを洗い出し候補を絞ります。

また、警察に調査をしてもらうと伝え、自ら名乗り出れば警察には突き出さないという条件を出し、名乗り出なければ警察に依頼といったところでしょうか。

会社の汚名となりますが、こういったことは徹底的にやらないと深い沼にハマります。

なので、警察に捕まれば犯罪者です。

犯罪者という十字架を背負って今後生き続けなければなりません。

 

経理が会社の金庫にあるお金(小口現金)を取ったらバレるのかのまとめ

チェック機能が働いている会社であれば、すぐに問題となり会社に本気を出されるとバレるでしょう。

仮に少額でバレなかったとしても噂はすぐに広まり、会社自体が居心地の良くない場所になります。

いずれにせよ、金庫にアクセスできる人間が限られている以上、バレる可能性も非常に高いです。

このようなくだらないことで人生を棒に振るのは勿体無いので、やるメリットはありませんね。

 

さいごに

いくつかのシチュエーションで横領や着服がバレてしまうのかを紹介しました。

繰り返しになりますが、この内容は犯罪を助長する目的ではありませんし、不正や横領はやるメリットがありません。

ちょっとの気の迷いで人生を棒に振るのはまったくナンセンスです。

もし、不正に手を染めようとこの記事にたどり着いた方。

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