外資系経理

SAPのT-code(Transaction code:トランザクションコード)一覧 【外資系企業2社でのSAP利用経験を元に経理のコードを抜粋】

わたしは2つの会社でSAPを使った経理業務を経験しています。

その中で両方の会社で利用頻度の高かったSAPの経理で利用するトランザクションコード(transaction code)略してT-code(ティーコード)をまとめました。

下記をそのまま印刷して、机のどこかに置いておくと、慣れないうちは便利です。

SAPの経理で利用するトランザクションコード一覧

T-code Description Comment
閲覧 FBL1N Vendor line item display ベンダーの買掛金情報を見るために利用。 複数のベンダーを一気に見られる
FBL3N G/L Account line item display GL情報を見るために利用。 複数のGLを一気に見られる
FBL5N Customer line item display カスタマーの売掛金情報を見るために利用。 複数のカスタマーを一気に見られる
FK10N Vendor balance display 個々のベンダーの年間の買掛金の動きを見るために利用
FS10N G/L Account balance display 個々のGLの年間の動きを見るために利用
FD10N Customer balance display 個々のカスタマーの年間の買掛金の動きを見るために利用
FB03 Display Document: Initial Screen 個々の仕訳(消し込み)の処理番号を入力し、どの仕訳かの詳細を確認するために利用
FK03 Display Vendor ベンダーの登録情報の閲覧
入力 F-43 Enter Vendor invoice 買掛金のポスティング、主に請求書などの伝票処理に利用
F-02 Enter G/L account posting 引当やGLの修正をポスティングするために利用
FK01 Create Vendor 新規ベンダー作成
FK02 Change Vendor 現在のベンダーの登録情報変更
FBRA Reset cleared items クリアしたもの(消しこまれたポスティング)を元に戻す
FB08 Individual reversal 間違った仕訳(ポスティング)を元に戻す
FBCJ Cash journal 現金の動きを入力するために利用
F110 Automatic payment transactions 支払い消し込み作業を一括でおこなう&銀行にアップロードするデータも作成するために利用
F-53 Post outgoing payments 支払いをした際の消込作業をする
F-28 Incoming payments 入金された際の消込作業をする
/n(この後にT-code) 現在のトランザクションから別のトランザクションに同じ画面内で移動

※なお、経理で利用するトランザクションコードは多岐に渡ります。

在庫管理などで”M”から始まる”MIRO”などのトランザクションコードも経理ではよく使う方もいるのではないでしょうか。

しかし、今回は”F”から始まるFI Moduleのみに焦点を当てました。

また会社によっては、トランザクションコードの最後に”n”がいらないものもあるかと思いますが、今回は含んでおります(ex:FBL1n)

 

そもそもSAPって?

SAPはエスエーピーもしくは、サップと呼ばれています。

SAPという会社名ですが、イコール製品名という認識が一般的です。

製品は、ERP(Enterprise Resource Planning)ですね。

ERPとは企業資源化計画という日本語です。

何やら分かりにくいので、ざっくり言うと、会社で使う、会計のシステムや、在庫管理システム、顧客情報データや、購買システムなどいろいろなシステムを一体化したもの。

そのシステム一つで会社の業務の動きをカバーできるすぐれたものになります。

2019年現在では、世界で一番有名かつ利用されているERPシステムはSAPという認識です。

多くのグローバル企業で使われています。

 

トランザクションコードは覚えよう

人によっては、SAPのトップ画面にあるドロップダウンリストから利用したいトランザクションコードを探す方もいるかと思います。

しかし、効率化、スピードの観点では、圧倒的にトランザクションコードを直接インプットする方が早いです。

もし、ドロップダウンリストを使っている方は、最初は大変かもしれませんが、机に貼った一覧を見ながら直接入力するクセをつけてみてください。

すると、知らない内に紙を見る機会が減っていき、最終的にはよく利用するトランザクションコードは勝手に頭に入ってきます。

そうは言っても、毎日使わないけど、月一の作業で使うものや、オリジナルで開発された文字数の多いトランザクションコードもありますよね。

そういったものは、お気に入りに登録しておくのもありです。

 

SAPを使っている会社は多い

わたしが、よく転職サイトで求人を見ていると、外資系のグローバル企業でのSAPシステムの導入率は非常に高いと感じます。

そのため、使い方が分かっている、分かっていないで、転職後のスタートが全く変わります。(SAPは直感的な利用という面では、とても分かりにくと個人的に感じています)

また、Excelのように実はこんな関数あるんだというような機能やトランザクションも存在します。(無駄に色変えたりしますよね)

現在SAPに使い慣れている方も、SAPの担当や、グループ企業の海外の経理担当はどんなトランザクションや技を使っているのを聞くと意外なヒントが隠れているかもしれません。

経理はデータの加工や集計など手作業が多いため、時短テクは自分のパフォーマンスを左右します。

また、次の会社へ転職した際も、あの人はSAPに詳しいとなるといろいろなチャンスが舞い込むでしょう。

とにもかくにも、ゼヒいろいろなSAPの効率化にトライしてみてください。