外資系経理

経理未経験から派遣社員として外資系企業に転職できるのか実際に探してみた結果と求人解説

経理未経験から派遣で外資系企業へ転職

以前の記事(【ニート⇒派遣へ就職編】ニートな元営業が未経験から外資系経理にキャリアチェンジ?の転職術)でわたしがニートから経理未経験で外資系企業に派遣として転職したテクニックを紹介しました。

【ニート⇒派遣へ就職編】ニートな元営業が未経験から外資系経理にキャリアチェンジ?の転職術 ※わたしの経歴はプロフィールをご覧下さい ...

 

そうは言っても、本当にそんなことはできるのか、また実際に求人はあるのかは不安ですよね。

よって、今回は実際のリクナビ派遣のサイトから”外資””未経験”という二つのキーワードで本当に経理未経験で申し込みが可能な募集があるのかを関東エリアに場所を絞って検索してみました。

 

経理未経験から派遣社員として外資系企業に転職できるのか実際に探してみた結果と解説

実際に探した結果をお伝えすると、経理未経験であっても外資系企業で募集をしている会社はあります。

ただし、募集している外資系企業は非常に少ないということも付け加えさせていただきます。

そもそも日本における外資系企業の割合は約0.1%ほど。

これだけの割合しか外資系企業は存在しないので外資系企業の募集が少ないのはうなずけますよね。

さらにその少ない募集の中で未経験でも募集する企業がもっと減るのも理解できるんじゃないでしょうか。

では、具体的にどんな企業がどのような募集をしているのか見てみましょう。

 

派遣社員の求人で経理未経験を募集する外資系企業の具体例

実際のリクナビ派遣に出ていた募集企業を2社紹介します。

 

外資系精密機器メーカーの経理未経験可の募集

まず、1社目の企業は下記。

経理未経験から派遣で外資系企業の求人例 派遣 経理未経験 外資系企業 求人事例

引用元:リクナビ派遣(https://haken.rikunabi.com/)

 

ものすごく良い募集です。

なぜ、ものすごく良い募集なのかの理由は3つあります。

 

理由1:募集要項のハードルが低い

まず、募集要項で求められているのは下記の3点。

 

1.簿記3級程度の知識

2.TOEIC500点程度のスキル

3.エクセルでSUM関数できる方

 

このハードルは多くの人が超えやすいと感じるんじゃないでしょうか。

 

理由2:時給が高い

次に時給です。

時給は1750円+交通費。(わたしが派遣社員の時は交通費なしで時給も500円以上低かった。。。)

単純計算時給1750円×1日8時間×1ヶ月20日稼働=28万円+交通費

お給料が高い低いの感じ方は人それぞれですが、わたし個人としてはすごく高く感じられ魅力的です。

 

理由3:業務内容が良い

最後の極めつけは実際の業務の内容です。

下記の業務は経理の基本であり、日系や外資系などに関わらずどの企業でも毎月おこなう仕事になります。

 

・経費精算のチェック、入力

・支払伝票のチェック、入力

・月末締め処理(仕訳作成、帳票データ作成)

 

派遣での業務は大企業になればなるほど細分化された一部の業務の繰り返しになってしまうことが多いです。

しかし上記の業務をおこなうと経理の一連の作業が学べるので次の転職での経理業務の基礎体力向上に大きく役に立ちます。

また、英文メールのやり取りもあるので英語力向上にも一役買いますよね。

経理のファーストステップとしては文句なしの募集です。(コーヒー飲み放題も羨ましい)

 

外資系商社の経理未経験可の募集

次の企業は下記になります。

 

経理未経験から外資系企業の派遣求人サンプル 経理未経験募集の外資系企業の求めるスキル

引用元:リクナビ派遣(https://haken.rikunabi.com/)

 

募集要件と業務内容に絞って見ていきましょう。

 

外資系商社の経理未経験可の募集要項

募集要項は下記の3点です。

 

1.日商簿記3級

2.消費税課税区分判断・源泉所得税の基礎知識

3.エクセルでVlookup関数

 

1社目と比べるとTOEICの英語での要件がない代わりに消費税の募集要件があります。

なんだか難しそうに感じますがこれが何なのかを噛み砕いて説明しますね。

消費税課税区分とはシンプルで1課税、2非課税、3不課税、4免税の4つのことです。

請求書などが届いた時に、請求書の中身をみてこれらの4つに分類する力があるかを聞かれているんですね。

そんなの経理未経験でムリと思うでしょう。

わたしでも未経験の状態では絶対ムリです。

ただ、ここで言っていることはあくまでも基礎知識を求めているとわたしは解釈します。

なのでGoogleで消費税区分と検索すれば分かりやすくまとめているサイトがあるので、面接前に5回位読み直し、質問で聞かれたらサイトで見た内容を簡素に回答すればOKでしょう。

また、源泉所得税も同様で面接前にググっておけば面接はなんとかなると感じます。

外資系企業だと海外への利子(Interest)、配当(Dividend)、使用料(Trademark)の支払いが発生するので、そのあたりで源泉所得税が関わってくるため、そこでの知識を聞かれているのか、人件費関連かと推測します。

よって、面接では机上ではこのようなことと理解していますと回答し、実際に働くことになった場合、分からないことは同様の過去の取引のデータを見てそれと同じようにおこなえば問題ないでしょうし、何か困っても上司に聞けばくらいに考えておけばよいでしょう。

仕事が始まると毎日分からないことにぶつかります。

その時、しっかりメモを取り帰りの電車や家に帰って調べることを繰り返せば毎日知識が積み上がっていきますよね。

するといつの間にか分からないことや難しいことが当たり前になります。

コツコツの努力に勝るものなしです。

 

外資系商社の経理未経験可の業務内容

こちらの企業では仕入に関わる業務で外資系企業で多く発生する輸入関連の仕訳作成があります。

また、入出金情報や残高を海外の関連会社に報告とあるので、きっと本国に毎月レポートをしているのでしょう。

本国にレポートと聞くと英文に自信がないと思う方もいるかもしれませんが、定型フォーマットありと書いてありますよね。

なので、単純に定型フォームの枠を埋めていけばよいシンプルな業務と推測します。

いずれにせよ、どの業務も外資系企業で発生するメジャーな業務なので次の転職に大きく役立つことは間違いありません。

 

さいごに

今回は外資系企業で経理未経験可の派遣社員の募集があるかを実際のリクナビ派遣の結果を紹介しました。

結論は、外資系企業がそもそも少ないため募集は少ないがある!となります。

その際に必要なスキルは上記の求人など大まかに見ると下記の3点が経理未経験でも求められるスキルです。

 

1.日商簿記検定3級以上

2.TOEIC500点位の英語力

3.基本的な関数が使えるExcel力

 

2つの企業の募集内容や業務の解説をさせていただき、次に繋がる良い業務内容でした。

ただ、繰り返しになりますが募集件数は多くないので、転職を考えている方は日々リクナビ派遣などでの検索は必須です。

※そもそもまだ登録をされていない方はまずは登録をしておくのは言うまでもありません

これからキャリアチェンジの転職を考えている方、外資系企業の経理職を未経験から目指す方のお役に立てば幸いです。