「まだ、東京で消耗してるの?」
などと言うつもりは毛頭ない。
むしろ「なぜ、東京を活用しないの?」くらいである。
この記事でわたしが言いたいことを先に言ってしまうと、
“平日は東京近郊で過ごして、土日は東京の便利さを追求するのが庶民の賢い生き方なんじゃないか”
と言うことだ。
脱!平日東京脱出宣言(東京周辺の都市が最も賢い凡人の転職戦略)
東京は便利だ。
これは誰もが思う共通認識である。
車なんてなくてもあらゆる場所に電車、バス、タクシーが張り巡らされており、アクセスはどこにいくにもバツグンだ。
また、人が多い分さまざまなイベントが開催されており、出会いや刺激に困ることはない。
施設、お店なども桁はずれで、池袋、新宿、渋谷、六本木などそれぞれの駅の商圏が一つの県を軽々凌駕するほどの購買力をもっている。
また、企業、政治、大学などの教育もすべてが一極集中でまさになんでもあるのが東京である。
ただ、当たり前と言えば当たり前だが、東京は便利な分、住むとなると家賃がメチャクチャ高い。
そのため、お金が潤沢にある人は東京のど真ん中に住めるが、多くの働く人たちは東京のはずれ、もしくは東京外から東京の中心にある会社へと満員電車に揺られて身も心も疲れた状態で向かっていく。
心身共に疲弊するとストレスが溜まり、余裕のない大人たちが電車の中で罵倒し合っている。
これは、良い悪いの問題ではなく、皆仕方なくそうなっているというのが正しい。
なぜなら、皆が好き好んで満員電車に乗っている訳ではなく、自身の収入(お金)に合わせた最適解を選んでいるからだ。
お金と勤務地
サラリーマンにとって給料はものすごく大事。
日本は年金問題が取りざたされており、お金持ちにとってはどうでもいい話だが、庶民には重要だ。
老後に2,000万円の貯金が必要という話を聞いて困ったという人もいるだろう。
わたしのような凡人はお金との上手い関わり方に日々頭を悩ましているのではないだろうか。
結婚したり、家族ができたりすると余計に感じるだろう。
しかしなぜ、多くの人が東京で働くかと言えば、多くの会社が東京で仕事を募集しているからなのは言うまでもない。
ただ、世の中のすべての仕事が東京かと言われればそうではなく、それぞれの都道府県にさまざまな求人がある。
何が言いたいかというと、求人数は東京の中心が圧倒的だが東京の中心以外でも求人はたくさんあるのだ。
つまり、東京近辺の都市で転職先を見つけて、職場からそう離れていない場所に家を構えることで、満員電車からオサラバでき家賃も抑えられる。
すると、仮に給料が多少下がったとしても人生の幸福度はバツグンに向上するんじゃないかと考える。
家賃で比較をする東京VS千葉
だらだらと説明してもしょうがないので、実際の数字で見てみよう。
まず、東京近郊の千葉。
その千葉の主要駅と言えば言わずと知れた千葉駅。
千葉駅の実際の家賃相場を見てみると下記の通りだ。
引用元:ライフルホームズ(https://www.homes.co.jp/chintai/chiba/chiba_00208-st/price/)
それに対して東京の住みたい街ランキング1位に輝いた池袋駅。
埼玉県の玄関と呼ばれるこの駅の家賃相場は下記だ。
引用元:ライフルホームズ(https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/ikebukuro_00488-st/price/)
結果、池袋駅の家賃は千葉駅のざっくり2倍だ。
ワンルームや1Kは1.5倍くらい。
ただし、東京のワンルームは本当に酷いものも多いので、ならして考えると平均2倍だろう。
毎月6万円家賃が違えば年間72万円。
毎月10万円違うと年間120万円も余計な出費になる。
家賃という固定費は恐ろしく大きな出費だ。
年収を上げていけばいくほど累進課税で純粋な手取りは低減するが、出費に関してのインパクトは直接的に家計をヒットする。
若い時は東京に住み、東京の中心で働くことにステータスを感じるかもしれない。
また、アフターファイブを謳歌するにもコストはかかるが独り身であれば東京の中心に住むのは便利で楽しい。
ただ、年齢を重ねてきて家族を持ってくると話は別だ。
だから家計に悩む世の中の多くの人は家賃の安い地域に住み東京へ仕事に向かう。
でも誰しもできることなら通勤時間は短く、満員電車も避けたいと思っているだろう。
だからこそ、日々”東京の中心を外して”転職市場のチェックをし、理想的な条件の仕事が出たタイミングですぐに動ける準備※をオススメする。
※下記の記事で日々の転職市場チェック及び自身の職歴のアップデートについて書いている
事実、わたしも現在満員電車とは無縁の生活を送っている。
そこまで地方ではない駅チカに住めば車を持つ必要もない。
実に快適だ。
さらに東京とも上手く付き合っている。
東京とのベストな距離感の付き合い方
東京のデメリットである満員電車と家賃を述べたが、前段でお伝えした通りやっぱり東京はすごく便利。
なので、上手く東京と付き合っていくといい関係を築ける。
わたしの場合、東京には土日の休みに友人知人と会う際や買い物それこそ英語の勉強会※への参加にも行っている。
※都内の英語の勉強会の記事は下記
関東圏内のほとんどの電車は東京を目指して繋がっているので東京はとても近い。
また、たまに平日の夜も前職の同僚や友人などに会う時は東京に出向くが朝の満員電車でないので電車は空いており快適である。
ホワイト企業※でフレックスのある会社であれば、早めに仕事を終え東京で19時スタートの飲みにも十分に間に合う。
※ホワイト企業の探し方の記事は下記
東京に住まずとも東京の恩恵を大いに受けており、東京さんごっつぁんですといったところか。
さいごに
東京はなんでも揃っており本当に便利で楽しい場所である。
わたしも20代の頃はそれこそ東京のど真ん中に住み、アフターファイブを謳歌し続けていた。
きっと地方に住んでいたらこれだけのエンターテインメントは享受できていなかったと確信できる。
ただ、年齢を重ね興味、価値観が変わっていくと自身の生活も考え方に合わせてシフトしていくと生きやすい世の中になる。
周りがどうだから、普通はこうだから、そういった雑音は無視してより自分自身が幸せに暮らせる方法を考えるとわたしのような凡人の場合、家計の面でも通勤ストレスの面でも東京近辺が今のところ最適解だったという話だ。
現在、満員電車のストレスと戦い家計問題にも頭を抱えている場合、参考にしていただければ幸いだ。