外資系転職

転職の面接はあなたが企業を判断する

転職の面接ではあなたが企業を判断する

転職の面接はあなたが企業を判断する

転職で失敗しないために転職の目的を定め、優先順位を付けて会社を選ぶ必要がある旨を書きました。

面接で失敗したいための目的と優先順位
転職で失敗しないために必ず決めておきたい転職の目的と優先順位転職で失敗しないために必ず決めておきたい転職の目的と優先順位 転職で失敗したという話をいろいろな場所で耳にします。 入ってみたら...

 

転職の目的が決まったら、目的を軸に転職先を探し履歴書が通れば面接となります。

面接と聞くと企業が応募者を判断するイメージを持つ方が多いでしょう。

しかし、面接では応募者が企業を判断する目的があることを絶対に忘れてはいけません。

しっかり面接の機会に企業を判断することは、自分自身の転職の目的が達成されるか否かの重要なポイントです。

わたしも今まで3回の転職を経験してきて自分自身が企業を見定める重要性を転職を重ねていく度にひしひしと感じました。

また、面接での質問力も手前味噌ですが、飛躍したと実感してます。

今回は面接でどのように企業を判断していくかのポイントをお伝えします。

 

面接で企業を判断するために必要な質問

転職の面接を不動産にたとえると、不動産の内覧で物件を判断する状況と一緒です。

たとえば日当たりが気になる場合、不動産の営業が「ここは向き的に日が当たりますよ~」と言ってきたとします。

その際、営業の言葉をそのまま鵜呑みにせず、実際に自分自身でベランダに行き、上下左右、周りの建物を目視し、現在の時間での日の当たりから予想される一日の日当たりが想定できれば本当に日当たりが良いのか理解できますよね。

転職の面接でもまったく同じです。

たとえば次の転職先でなるべく困難の少ない働き方をしたいとしましょう。

この場合、最初に直面する状況は仕事の引き継ぎがどのようにおこなわれるかです。

求人募集の理由が事業規模拡大の人員追加なのか、前任の離職が原因なのかで想定される引き継ぎの難易度は変わります。

まず、求人募集の理由が事業規模拡大の人員追加であれば、前任の離職が原因の募集より引き継ぎが困難ではないと予想できます。

なぜならば、事業規模拡大による人員追加であれば引き継ぐ際に現在のメンバーの誰かの業務を引き継ぐ可能性が高いので分からないことがあっても最悪聞くことができると判断できるからです。

よって、上記の想定を元に入社後の引き継ぎの流れを確認することでイメージがよりクリアになるでしょう。

一方、前任の離職が原因な場合は、困難が予想されます。

そのため、どのくらいの難易度かを知るために転職して入社した際に前任はまだ会社にいるのか、いない場合は前任の業務を理解している人はいるのか、理解している人は現在の会社にどのくらいの期間勤めている人で業務の習熟度はどれくらいの人なのかなど聞くべきことはさまざまです。

また、前任はどのくらいの期間勤めていたのか、退職の理由を聞くことで会社がブラックなのか、上司に問題があるのか、たまたまなのかがそれとなくイメージできてきます。

状況が分かれば、引き継ぎなしで過去のシステムデータや資料を参考に自身でなんとかしないといけない状況なのか、ある程度誰かに聞ける状況かが判断できます。

判断ができれば、自分自身のスペックと照らし合わせてやっていけるのか否かを判断し、入社すべきかどうかの答えがおのずとでてくるでしょう。

状況によっては面接の際にスタッフクラスの方と数分でも話をしたい旨を伝えて、軽く現状を聞くと、より現場の雰囲気を理解できミスマッチを回避できるので有効です。

上記の例はほんの一部ですが、必要なことは”分からないことの確認”をすることです。

 

面接でわたしがおこなっていた事前準備

わたしは面接の際に事前に質問しておきたいことをメモに書き、面接中にすべて解消されたかをチェックマークを付けて確認します。

たとえば”同じチームの人数、チームメンバーの社歴、担当範囲・・・を聞く”とメモし、面接官が自ら話せば、チェックマークをします。

もし会話の中で面接官から上記の答えを確認できない場合は途中質問できるタイミングか最後の質問タイムで質問をしましょう。

すべてチェックが付けば、聞くべき質問は漏れなく聞けたことが確認できるので頭の中だけでおこなうより可視化されます。

まだおこなってない方はゼヒやってみてはいかがでしょうか。

また、PCを持参して、面接中に会社のウェブサイトや今回の募集要項がいつでも見られる状況にしておくと正確な情報を確認しながら面接を進められるのでオススメです。

 

外資系企業での英語面接

外資系企業での面接で苦労するポイントはなんと言っても英語面接です。

特に電話やSkypeを使っての面接は非英語ネイティブのわたしにとって聞き取れなかったらどうしようという恐怖そのものでした。

話す内容は事前にひたすら練習して想定問答をおこなえば、ある程度スムーズな会話ができます。(文法には自信ありません)

ただ、相手が何を言っているか分からない場合は、返答のしようもありません。

そのため、完全に理解できない場合は、恥を忍んでもう一度ゆっくり質問してもらいます。

1回くらいはネット回線のせいで聞こえなかったことにするのも一つの手ですが、多用できません。

ちなみになんとなくこういった質問かなと予測がつくが若干不安な場合は、「聞きたい部分はこういうことですよね?」と確認をとって回答しました。

いずれにせよ、「言っていることが分かりません」の代わりの質問や返答をして相手に応えたいと努力する姿勢が重要ですね。

また英語面接でも事前の確認メモは必須ですが、英語の場合は質問文を英文フルセンテンスで準備していました。(英語に自信はないので)

フルセンテンスで準備することで、心に余裕をもって質問できるので英語に自信のない方はオススメです。

 

さいごに

面接では何を聞かれるかを対策するのはもちろんですが、何を聞かなければならないかも同じくらい重要です。

転職の目的が決まれば、目的に沿った会社を探し、会社が見つかれば目的が達成されるかを確認するために面接で必要な質問も決まります。

採用側と応募者は対等です。

転職で失敗しないためにゼヒ企業をしっかり判断してください。

お互いの確認不足が採用のミスマッチに繋がります。