転職で失敗しないために必ず決めておきたい転職の目的と優先順位
転職で失敗したという話をいろいろな場所で耳にします。
入ってみたら、思っていた環境と全然違った。
予想以上にハードなタスクで今後が心配。
転職は実際に入社してみないと見えてこないものはたくさんありますよね。
転職ですべて予想通りという状況はなかなか難しいでしょう。
わたし自身も今まで3回ほど転職をしてきましたが、転職にはさまざまな不確定要素があると感じます。
ただしどんな状況でも”失敗”とならないためには必ず決めるべきことがあります。
決めるべきことは”転職の目的”と”優先順位”です。
転職の目的とは
転職をする人は、必ず何かしらの理由があって転職を考えます。
当たり前ですよね。
多くの人の場合は、現状の不満が転職理由です。
主な理由は職場の人間関係、年収、労働環境といったところでしょうか。
そこで重要なのが転職の目的です。
たとえば、現在の労働環境に不満をもっており現状の職場では毎月100時間を超える残業が発生しているとしましょう。
こんな長時間労働の環境で仕事を続けるのは無理と判断して次の職場へ転職を考える場合、転職の目的は残業時間の少ないホワイトな労働環境となるかと思います。
残業時間の少ない会社に転職することが目的であれば、転職の成功はホワイトな労働環境への転職であり、失敗は同じような長時間残業のブラックな会社です。
つまり、それ以外の要素は優先順位を下げる必要があります。
転職での優先順位
転職を不動産選びでイメージすると分かりやすいですが、家賃が安くて駅近、築年数も新しい理想通りの完璧な物件に出会える可能性はほとんどありません。
多くの人はどこが妥協点かを考えて、駅近であれば家賃は多少上がってもしょうがない、築年数は古いけど家賃が安いから納得しようなど落としどころを決めていますよね。
同じように転職も優先順位を決める必要があります。
年収が上がって、スキルも身につき、ポジションも上がり、人間関係もバツグンな残業ゼロの会社を探すのが困難なことは誰でも分かりますよね。
そのため、年収は下がるけど残業が少ないから良しとする、もしくは年収が大きく上がるから業務内容はイマイチでも納得しようなど納得する部分と妥協する部分が出てくるケースがほとんどでしょう。
その中で必ず成し遂げたい転職の目的と優先順位を決めておくことで、次の職場で予想外のことがあっても失敗したと感じず、「ここは妥協したからしょうがない」と割り切ることができますよね。
この納得感と割り切りこそが明確な転職の目的を決める重要性に繋がっています。
外資系企業の転職の特徴
ちなみに外資系企業での転職の特徴は不満⇒転職までのスピード感です。
日系企業と比べると断然早いですし、そもそも自身のキャリアパスを一社に定めている人は少ないでしょう。
そのため、転職回数は外資系企業の方が日系企業勤めの人よりも圧倒的に多いと感じます。
また、外資系企業は日系企業よりブラック企業が少ない印象です。
理由は、会社がブラックな環境になると早々に人が辞めてしまい立ち行かなくなるというのがあります。
とにかく見切りが早いのが特徴です。
いずれにせよ転職に対してのハードルは、わたしを含めて外資系企業に勤めている人は低いと言えます。
さいごに
転職市場は生き物で日々刻々と求人情報が変わります。
また、転職先を選ぶにあたっても本当にさまざまな要素がありますよね。
その中で重要なことは、転職の目的と優先順位を決めることです。
転職の目的を決めることで自身の優先順位が必然と決まり、転職での妥協点も決まります。
妥協点が決まると、転職先でネガティブな要因があったとしても自分自身でネガティブを飲み込むことができるでしょう。
転職の目的を決めることは非常に当たり前の話です。
ただ転職活動で焦るとわたしを含めどうしても目的がおざなりになってしまうので、今一度思い返すことをオススメします。
■ホワイト企業への転職は下記を参考に