外資系経理

転職の面接準備が仕事の本質を考えるキッカケとなる

転職の面接準備が仕事の本質を考えるキッカケとなる

現在携わっている仕事の本質を理解していますか?

こう聞かれるとなかなか自信をもって「Yes」と言える人は少ないでしょう。

たとえば、経理業務をおこなっている人は、毎月の締め作業がありますよね。

その中での仕事の進め方があると思いますが、なぜその順番で、なぜその方法でおこなっているのか理解していますか?

 

経理担当A
経理担当A
だってそれは、仕事を引き継いだ時にこの順番で、このエクセルを使ってやるように指示を受けたから…

 

という人もいるでしょう。

ある意味正解ですが、ちょっと本質とズレているように感じます。

現にそのやり方で問題なく仕事が回っているのであれば、そのやり方を考えた人が仕事の本質を理解しているから順番や方法を構築できたのです。

多くの仕事は最初にどのような方法やタイミングでやっていくかを考えます。

次にそのやり方をできるだけ簡単に、誰でもできるように仕組み化をします。

最終的にそのできあがった環境で作業をする流れです。

話は戻って、なぜ転職での面接の準備をすると仕事の本質を理解できるのか?

それは、逆説的に仕事の本質を考える機会を得られるからです。

 

転職での面接準備をすると仕事の本質が理解できる

わたしは採用のプロではないですが、新卒、中途採用の面接に関わった経験があります。

中途採用の面接において、個人的には下記の2つの視点で面接者を見ています。

 

■中途採用の面接でのチェックポイント

1.ヒューマンスキル(対人関係能力)

2.テクニカルスキル(専門能力)

 

1のヒューマンスキルは、いわゆるその人の人となりを見ることですね。

まぁ面接なので皆いい感じな人に変身すると思いますがwそんな中でこの人はチーム及び会社に合うか合わないか、チームに足りない部分を補う人材か等を判断します。

2のテクニカルスキルが今回の仕事の本質に関わりがある部分です。

テクニカルスキルを見る場合、職務経歴書に書かれている内容の深堀をするのが一般的ですよね。

この時、応募者がただ単に作業をしている人なのか、仕事の本質を理解して業務をおこなっているのかを判断します。

 

経理の転職で業務を理解しているかの具体例

たとえば、経理で面接に来た方の職務経歴書の経験に監査対応とあったとします。

聞ける範囲ですが、会計期間を確認して、中間監査のタイミングを聞いたとしましょう。

その時、1~12月という会計期間で11月に中間監査があったとした場合、「11月に中間監査をおこなっている理由は?」と聞いたとします。

この時、作業として仕事をしている人の場合の答えは

 

応募者A
応募者A
毎年、11月と会社で決まっているので

 

となります。

これはなぜ11月に中間監査をしているかの本質は理解していません。

もし、仕事の本質を理解しているのであれば、

 

「現在の会社では年度末の監査を経た上での財務諸表の本国へのレポート提出があります。

その提出期限が早いタイミングであり、期末監査をクイックでおこなう必要があります。

そのため、中間監査でより監査期間を長く取り多くの内容をチェックするため、11月に中間監査となっております。

なお、できる限り遅いタイミングという意味では12月ですが、12月は年次決算業務で監査対応の時間を取るのが難しいため11月となります」

 

上記の回答を聞くと、この人は全体構造を理解して仕事をしている人、つまり仕事の本質を理解しているんだと判断できますよね。

同様に経理での基本業務である旅費精算を例にしてみましょう。

外部との飲み会で会議費と交際費をどのように区分できるか?と聞いて1人あたり5,000円以上は交際費と答えたら、まず一つポイントを理解しているんだなと判断されます。

さらに突っ込んだ質問でなぜ5,000円以上は交際費なのか?と聞いたとします。

その時に、「会社でそういうふうに分けるルールとなっているので」と答えるか、「税法上、損金算入に関わるので」と答えるかでその人が何を理解しているかが分かりますよね。

もちろん、会社側もどの領域でどこに強い人材がほしいのか、ポテンシャルで求めているのかでも質問内容や理解の重要度は変わってきます。

また、面接官によってもどこまで考えた質問をしているかも不明です。

ただ、ここでのポイントは面接で上記のような質問を聞かれたことを想定すること。

さらに自分自身が現在携わっている業務において、どれだけ仕事の全体構造、背景、ポイントを理解しているかを自問自答していただきたいという点です。

 

さいごに

転職での面接準備をし自身の業務の詳細を突っ込まれる想定をします。

すると逆説的ではありますが仕事の本質を理解するきっかけとなりますよね。

もちろん普段から意識的に本質理解をできている方であれば何も問題ありません。

ただ、多忙な業務をこなすことだけに集中してしまうと、本来のポイントを見失ってしまうこともあるでしょう。

なかには仕事が滞りなく終わっているんだから文句ないでしょ、という人もいるかもしれません。

でもそれは、ただの作業でしかないのです。

たとえば、より高度な仕事をする目標がある方、現在の業務改善をする方。

高度な仕事では自身が仕組みを作り作業化させるプロセスを考えます。

また業務改善では、より効率化された生産性の高い方法を考える必要があるでしょう。

この時、両方に必要なスキルはその業務の背景、全体構造を理解し、自分でレールを作ることです。

つまり本質を理解して仕事をすることですね。

自身の市場価値を上げていくには、作業をする人からの脱却が不可欠です。

最近、職務経歴書のアップデートはされているでしょうか?

そもそも転職準備などされてない方もいるかもしれません。

そんな方はたまたまこの記事を見たキッカケに自身の業務の棚卸、そして業務の理解度チェックをしてみてはいかがでしょうか?

もし、不明点が出た場合は上司、同僚、ネットなどあらゆるところから情報を仕入れ自身の業務理解に繋げてみてください。

もしかすると、上司や同僚も知らない背景が見えてきたり、大きな改善ポイントが発見できるかもしれません。

※定期的な職務経歴書のアップデートで自身の市場価値という名のヘルスチェックもお忘れなく

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