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新卒採用と中途採用は企業にとってどっちがコスパがよいか?

新卒採用と中途採用でどっちがコスパよい?

新卒採用と中途採用がありますが、企業にとってどっちがコスパが良いでしょうか?

そんなのどんな人が来るか次第と言われたらその通りです。

ただ、どっちも将来の成長が一緒だと考えた場合、どちらの方がコストパフォーマンスが高いでしょうか?

結論としては中途採用の方がコスパが良いです。

 

新卒採用と中途採用は企業にとってどっちがコスパがよいか?

なぜ、中途採用の方がコスパが良いかは、研修期間が圧倒的に短いからです。

通常、新卒採用をおこなう場合は結構長い時間研修をおこなう会社が多く存在します。

会社によっては1年以上研修に時間をかけることもあるでしょう。

一方で、1年以上研修に時間をかける企業も中途採用の場合、そこまで時間をかけることはまずありません。

研修期間中は、その従業員は何のパフォーマンスを生むことはないですが、給料などの費用だけは確実に発生します。

産労総合研究所の調査によると、2020年度の大卒の初任給は209,014円です。

給料だけで見るとざっくり21万円ですが、これに社会保険料やボーナスなどを含めてならすと月30万円くらい会社としては費用が発生します。※研修をする側の費用を見積もるともっとかかりますね

月30万円の新卒に4ヶ月研修すると120万円です。

120万円あれば、転職エージェントで手数料を30%と計算すると年収400万円の経験者を雇うことができますよね。

結果、研修期間が長いと単純に新卒採用と中途採用でどっちがオトクかは中途採用がコストパフォーマンスが高いとなります。

ちなみに中途採用は研修期間以外のメリットもあるんです。

 

新卒採用よりも中途採用の方が良い研修期間以外のメリットとは?

まず、結論を先に言うと研修期間以外のメリットは以下の二つです。

■中途採用の方が良い研修期間以外のメリット

1.入社のタイミング

2.ギャンブル性が低い

 

それぞれのメリットを次に説明します。

 

入社のタイミングのメリット

中途採用の方が良い点は入社のタイミングです。

2021年の日本においては新卒の場合、一括採用が主流です。

これはこれで企業も学生もメリットがあるのですが、デメリットとしては内定を出してから入社までの期間が長い点です。

仮に6月に内定が出たとすると入社のタイミングは翌年の4月になるので、10ヶ月以上も間があります。

10ヶ月もあると経済環境も会社の状況もありとあらゆるものが変化しますよね。

世の中の状況がとてつもないスピードで変わる現代で10ヶ月待つのは非常にリスクが大きいです。

一方で中途採用の場合、採用が決定してから入社までは1~2ヶ月ほどです。

トヨタのジャストインタイムじゃないですが、必要な人を必要なタイミングで必要なだけ獲得するのは、変化の多い環境下ではものすごく合理的です。

上記によって、中途採用は入社までの期間が短いのでメリットがありますね。

 

ギャンブル性が低い

次はギャンブル性についてです。

新卒採用に比較して中途採用はギャンブル性が低いです。

当たり前ですよね。

なぜなら、新卒は一度も社会人経験がない人を雇うため将来的なポテンシャルが予測しにくいです。

一方で、中途採用はすでに働いた経験があり、仕事でどのような実績を残したかを理解した上で採用をおこなうので、社会人未経験の新卒に比べて期待値に対してのブレは低くなります。

結果として中途採用の方が新卒採用よりもギャンブル性が低いと言えます。

逆に考えると新卒は大化けしてもの凄く活躍する人を獲得できるチャンスでもありますが、その反対の可能性も大いにありますね。

 

さいごに

今回は新卒採用と中途採用は企業にとってどっちがコスパが良いか?については、中途採用の方が研修期間分余計なコストを払っていないので、コスパが良いとなります。

もちろん、賛否両論あると思いますが適正なタイミングでギャンブル性を低く採用をしたいのであれば、中途採用に分があるでしょう。

「今までずっと新卒採用をやっていたから」など今までのやり方に固執せずメリット、デメリット、費用対効果を分析すると、自社にとってどっちがコスパが良いかが明確になるかもしれません。

ちなみにわたしが働いている会社でも新卒採用を毎年ではないですがおこなっています。

わたしは上記の新卒採用のメリット、デメリット、費用対効果を上司にしっかり説明し、新卒採用は現在の自社の体制から考えるとオススメできない旨を理解してもらいました。

結果、社長の鶴の一声で新卒採用は継続ですw

世の中こんなもんだと思いつつ、それでも自身で考えたプロセスはいつか何かに役立つと考えて日々仕事に励んでいます。

おあとがよろしいようで。

なお、下記のGoogleの人事のトップが書いたWork rules(ワークルールズ)はGoogleのすごさとGoogleもいっぱい失敗してるんだなぁってことが学べるので人事関係の話が好きな人にはオススメです。

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