あなたはそのミスを指摘するか? 間違いを指摘しないことの効率化
働いていると、間違いを指摘する経験は誰しもあると思います。
特に役職が上になればなるほど指摘する機会は増えますよね。
ただ、そもそもの話になりますがなぜ間違いを指摘するんでしょうか?
・正しく修正しないと正しい結果が手に入らない
・修正しないとシステムに反映できない
・間違っていると承認できない
いろいろな理由があると思います。
わたしは経理業務をおこなっていますが、間違いを指摘する機会に結構多く遭遇するんですね。
たとえば、経費申請や旅費の書類などでよく間違いを散見しその度に修正を依頼します。
一度作ったものにもう一度再作成を依頼するのは、間違いは本人が起こしたのでしょうがないことですが、心苦しいなと感じる人も多いんじゃないでしょうか?
ちなみに間違いを修正するには以下の3パターンがあります。
1.相手に修正してもらう
2.自分で修正する
3.第三者に修正してもらう
このケースにおいて2の場合、わたしは発生頻度の低い人には間違いの指摘をしないと決めています。
理由は、効率が悪いからです。
発生頻度の低い人に間違いを指摘しない理由
自分で間違いを修正できる状況において、自分自身には2つのオプションがあります。
間違った人にミスを指摘するパターンとしないパターンです。
ミスを指摘すると間違った人はミスがあったことを理解し、次回同じミスをする確率が多くの場合減ります。
ただし、あくまでも確率が減るのは同じようなものを再度作成するタイミングがすぐにやってくる場合です。
つまり、再度作成するタイミングが3ヶ月後や半年後など長く間が空いてしまうケースにおいては、意味を成さないパターンがわたしの経験上多いです。
よって、発生頻度が低い人の場合、間違いを指摘しても数ヶ月経つとよほど几帳面な人以外は間違った事実を忘れてしまい、同じ過ちを繰り返します。
間違いを指摘することは①ミスを認識させる②間違いをする確率を下げる③間違いをする確率が下がると確認者の修正をする手間が減り効率的に業務をすることができるメリットがあるでしょう。
そのため、再度同じ過ちを繰り返すことが予想される状況においては、間違いを指摘するという行動そのものが余計な手間となり、生産性を低下させる要因になってしまうのです。
であるならば、間違いを指摘せずに自身で修正することで無駄をなくし作業効率を高められます。
結果、発生頻度の低い人には間違いを指摘しない方が効率化が図れます。
さいごに
間違いを指摘することは、その後の間違った人と間違いを指摘した人との行動をスムーズにするメリットがあります。
しかし、間違いを指摘しても状況が変わらないのであれば、ムダな行動をやめることでも効率化は図れるでしょう。
間違いが気になったら、指摘せずにはいられない方もいるかもしれません。
ただ、一律に指摘をするのではなく間違いを指摘する意味と指摘後の未来を創造すると、より良い一手が打てるのではないでしょうか。
あなたはそのミスを指摘しますか?