外資系企業

外資系企業と日系企業のたった一つの大きな覚悟の違い

日系企業と外資系企業のたった一つの大きな覚悟の違い

日系企業と外資系企業に共に勤めたが、会社の文化の違い、成果に対する評価の違い、有給休暇の考え方に対する違いなど、さまざまな違いがある。

ただし、いろいろな違いはあるにせよ、究極的な部分で心の奥底にあるたった一つの大きな違いは”自分がクビになる覚悟”である。

 

自分がクビになる覚悟とは

高度経済成長時代では、終身雇用制度の名のもとに一つの会社で無事に定年をむかえる。

会社に入ることがゴールであり、後は一生同じ会社に勤め続けるという文化が根付いていた古き良き日本企業に勤めるサラリーマンとは一線を画す。

外資系とは、「2ヶ月後に日本撤退するから、悪いけど後はどうぞご自由に!」ということが明日にでもおこってもおかしくない。

むしろその状況において「おっ、ということは退職金積み増しもあるし、会社都合での解雇だから、すぐに失業手当もらえてラッキー」くらいの考えの人でないとダメである。

また、外資系企業は日本の企業と比べると圧倒的に人材が流動的である。

だからこそ、一つの会社に依存することなく、自身のキャリアプランを考える上で、転職という行為をおこない、より自身を伸ばせるフィールかつ、年俸の最大化を目的に会社を渡り歩く。

 

合併に伴う大リストラ

わたしが以前勤めていた外資系企業では、若干濁すが合併等の影響で、会社全体のほとんどの部署で部署内の人員の20%をリストラせよという命題が下った。

なお、その命題を下した社長もリストラ対象の一人であった。

ある部門では日本にその機能をなくすため、全員リストラとなる。

この際、きっと労働組合などがあると、一生懸命会社と戦うのかもしれない。

しかし、事はスムーズに執り行われ、わたしの部署でリストラになった人も「リストラで給料1年分のお金もらっちゃった。ラッキー!とりあえず、海外で旅でもしつつ、ゆっくり次でも探そうかな」とマイペースだった。

かくいうわたしも、もし事前に早期退職を募り割増でお金がもらえるのであれば、ゼヒとも応募しようと思っていた。

結果、早期退職は行われず、決め打ちで退職者は決定された。

また、わたしも合併後ほどなくして会社を去った。

 

リスクを取らないリスク

日本では正社員をクビにするという行為は、非常に困難である。

調べていただくとよく分かるが、「はい明日からクビね」なんていうことは当然のことながらできるわけもなく、再三に渡る注意喚起をした上でリストラをしても、違法になってしまうケースもある。

とにかくリストラはとてつもなく難しい。

しかし、同じ日本であっても、外資系企業戦士たちはクビを宣告された際に素直に退路に進むケースがほとんどである。

退路に進む理由は、急にクビになるリスクを踏まえた上での年俸をもらっていると心得ているし、外資系とはそういうものであるという会社と従業員との暗黙理解の上で成り立っている。

つまり、外資系で働く人はリスクを取った上での現在の環境であることを理解している。

反対に日系企業で働く”守られた会社”の従業員は会社から守り賃を引かれた安い賃金という、”リスクを取らないリスク”に晒されているとも言える。

これは公務員も近い。

会社という支えがなくなった際に、守られた世界で育ってしまうと路頭に迷ってしまうだろう。

反対に自分自信のスキルがどれだけ世間で相対的に評価されているか、また他でどれだけ結果を出し生きていけるかを知っている人間は強い。

クビになる覚悟とは、リスクを背負ったからこそ現れる強さかもしれない。

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