聞いたことがないけど、何ですかそれ?
職歴の健康診断とは、現時点での自分の職務経歴書を作り、自身のこれまでのキャリアの棚卸をし、一般市場でどれだけ価値があるのかを確認する作業です。
また、現在の転職市場を見ることで今求められているスキルも確認できます。
たとえば、一般的に働かれている方は毎年会社で健康診断がありますよね。
そこで、自身の身体に何か不調がないかをチェックできます。
一方、自分自身のキャリアや職歴は転職市場でどの位の価値なのかを会社はチェックしてアドバイスをくれるでしょうか?
当たり前ですが、そんなことをしてくれる会社はまずないですよね。
なので、職歴の健康診断が必要なんです。
自分の職歴が転職市場でどのくらい価値があるかって、とてつもなく重要です。
だって、もし会社が突然倒産もしくは、経営不振で解雇があった場合、転職活動しますよね。
その時、あなたの経歴だとどこも難しいですよと言われたら絶望的ではないでしょうか。
身体の場合、健康な状態から予防をしておくことが健康の秘訣です。
末期ガンになってからどうしようでは遅いですよね?
同じように、会社が健全な状態から自分のスキルセットをチェックして他の会社でも通用するスキルを意識的に磨くことが、会社にもしものことがあった時の予防になります。
Contents
職歴の健康診断はどうやってやるの?
では、具体的にどういったアクションを取ることで職歴の健康診断をするかは下記の流れになります。
1.職務経歴書を書いて、現在の自分の健康状態をチェック
2.人材紹介会社のキャリアコンサルタントと話をし、プロ目線での健康チェック
3.現在のニーズと今後自分に必要なことを確認
でも、いい会社あったら、ホントに転職しちゃうのもありです。
1.職務経歴書を書いて、現在の自分の健康状態をチェック
まず、転職サイトに登録が必要です。
わたしは、下記のサイトを使ったりしています。
無料相談できるので登録のないサイトは漏れなく登録し、幅広くアドバイスをもらいましょう。
■ランスタッド
★母体が外資なので外資系企業も多く紹介
★登録求人数が多い
■JACリクルートメント
★外資系・グローバル企業の求人多数
★業種別に専門担当で手厚いサポート
■doda
★登録企業数が多い
★広告に力を入れている
ちなみに転職の前に企業の口コミをチェックしておくなら下記。
転職サイト登録をすると、自身の履歴書及び職務経歴書を記入する必要があります。
過去に登録済みのサイトであれば、職務経歴書のアップデートですね。
職務経歴書を記入することで、自分自身の業務の棚卸をすることができます。
今、わたしはどういう業務をやっているのか、これまで仕事をしてきて、目に見える成果はどういったものか?などをまとめる機会は意外とありそうでないです。
自身の成果を改めて考えると出てこなかったり、逆にたくさんある中でどの実績が一番外部から認められるかなど、自身の歩んできた道を振り返ると、反省すべき点や満足のいく点がでてきます。
そういったことを踏まえて、自分が健康体で生きてきたのか、栄養のバランスが偏っているのか、運動不足なのかが見えますよ。
2.人材紹介会社のキャリアコンサルタントと話をし、プロ目線での健康チェック
上記で棚卸をした職務経歴書を人材紹介会社のプロのキャリアコンサルタントに見てもらいます。
すると、今の転職市場の状況を踏まえて、現状こういったスキルをもっている人に需要があるやこのキャリアを目指すならこの資格に注力した方がよい、こういうプロジェクトに関わったことがある人の募集をよく見るなど、最新の転職マーケット情報を教えてくれます。
ここで、わたしが意識しているポイントは、一人のキャリアコンサルタントではなく複数の方と話をすることです。
何人かのキャリアコンサルタントと話すと、どのキャリアコンサルタントもアドバイスをくれる共通の情報、特定のキャリアコンサルタントのみアドバイスをくれる固有の情報に分かれます。
そしてその情報を取捨選択をして、ポイントをまとめることで、より精度の高い情報となるからです。
要は情報の偏りをなくすことで、バランスを取ろうってことですね。
3.現在のニーズと今後自分に必要なことを確認
自身の職務経歴書を記入し、プロのアドバイスをもらったら、現在出ている求人内容のチェックです。
転職サイトに登録すると、自身に興味のある業界、職種の情報が検索できます。
たとえば、自身が今後、自動車業界で経理職で年収500万円以上ほしい場合、その条件で検索をし、現在出ている募集を見ます。
その際に、募集内容の求められている条件が自身のスキルセットとどれだけマッチするかがポイントです。
いくつかの募集内容を見て、自分のスキルセットが大体の募集要項よりも高レベルであれば、年収600、700万円などさらに高い年収を狙えます。
その逆であると、もう少し年収を下げた条件でないと、難しいということになります。
ただし、難しいといっても”現在”は難しいという意味です。
つまり、募集要項では、月次年次決算経験、固定資産管理、経費精算とあったとして、自身は固定資産管理の経験以外をもっている場合、固定資産管理の経験を積むと幅か広がるなと考えられますよね。
なので、今後仕事をしていく際に、上司に固定資産管理やってみたいですという提言をし、実際におこなうとより高年収で自身の望む仕事にマッチすることになります。
さいごに
職歴と転職市場の健康診断は通常の健康診断と同様毎年おこなうことをオススメします。
職務経歴書の内容が昨年と比較してアップデートする部分が何もないと、自身の価値が変わっていない、つまり成長していないと判断できます。
反対に、記入できる業務や、より難度の高い結果が多く書けていた場合、昨年に比べて自身の価値が大きく高まったと判断できます。
また、毎年求人情報を見ることで同じ職種でも求められるスキルの変化もキャッチできます。
これって、職歴と転職市場の健康診断をしたからこそ、客観的に必要なスキルに気づくことができると思いませんか?
会社は社員の成長を願いますが、会社の都合が一番大事です。
会社や上司の言う通りに仕事を続けることも大切ですが、常に転職市場に目を向け、自分の価値がどの位あるのかを相対的に見ることはより重要です。
そして、転職市場での価値を高めていくことが、最終的に自分の身を守る、つまり健康を維持することにつながります。
末期ガンになる前にぜひ健康診断で事前の予防を!
繰り返しになりますが、下記で登録のないサイトはどれも無料相談できるので漏れなく登録し、各会社のコンサルタントからアドバイスをもらいましょう。
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なお年収500万円アップの方法は下記も参考に