外資系企業

派遣でも超高時給で働く時給1万円の外資系高額派遣の実態

「派遣って給料安いんで、生活が苦しくて。。。」っとそんなニュースや話が世間を賑わせている。

わたし自身も派遣社員だった際の時給は、都内のコンビニといい勝負。

むしろ深夜は負ける。。。

しかし、世間は広い。

世の中には派遣社員という名目だが、とてつもない金額を稼いでる人がいる。

その名も”スーパー高額派遣”

彼らは派遣という隠れ蓑をよそに、時給1万円という超高額な報酬をもらい、今日もバリバリ働いているのである。

時給1万円で1日8時間労働×20日稼働で計算すると1ヶ月な、な、なんと160万円!

週1で働いても1日8時間労働×4日稼働で1ヶ月32万円!

余裕で週1しか働かなくても生きていける!

末恐ろしいスーパー高額派遣!

果たして、その生体とは?

 

派遣でも時給1万円越えのスーパー高額派遣とは

プロフェッショナルな人材を一定期間派遣するサービスです。

たとえば、会社のマネージャークラスが退職になり、代わりがまだ見つからない。

そんな時に一定期間、高度な業務を代わりにおこなうのがスーパー高額派遣である。

もしくは、ある特別プロジェクトで、その内容に詳しいスペシャリストとして一定期間働くというケースもある。

※ちなみに、スーパー高額派遣とはわたしが勝手に作った超高時給をもらう派遣社員の造語なので注意。普通にGoogle検索するとスーパーマーケットの派遣の業務が出ます。

以前の会社では、”エグゼクティブ派遣”や”プロフェッショナル派遣”と呼んでいました。

世間的には、”スペシャリスト派遣”とも言われているそうです。

彼らは、専門性に富み、高度な業務サポートをおこなってます。

 

わたしがスーパー高額派遣に出会った背景

なぜ、わたしがこのスーパー高額派遣を知ることになったかは、わたし自身の退職がキッカケでした。

以前の会社で、一時期、経理部の人間が次々と辞める状況が発生。

その中の一人がわたしでもあります。

わたしの退職の際に、わたしがおこなっていた業務は、グローバル規模でカオスな状態であったため、わたしの業務の引継ぎを部署の誰もが断固たる拒否。

結果、新しい人が来るまでの間、スーパー高額派遣の人にわたしの業務を引き継ぐことになったんです。

ちなみにスーパー高額派遣の時給を知った理由は、わたしが経理業務をやっているので、派遣会社からの請求書に時給が書いてあったため派遣会社の時給×70%=ざっくり1万円となってます。

※もし仮に、スーパー高額派遣と同じ時給で働けるなら、わたし辞めてなかったと思います。(えぇ世の中、金です。)

 

スーパー高額派遣のスペック

さてさて、わたしの引き継ぎをおこなったスーパー高額派遣の方のスペックですが、非常に見栄えのよい経歴の持ち主。

某有名大学卒、超高額サラリーで有名な某外資系投資銀行を経て、世界トップクラスの外資系メーカーで働くなど、それはそれは非の打ち所がないキャリアです。

引き継ぎを進めてく中でいろいろと会話をしましたが、ざっくり言うと“気さくなおばちゃん”でした。

もうちょい細かく説明すると、その方は、経歴を自慢する節もなく、偉ぶらず、フランクでとても感じのよい方。

余談ですが、お昼にご一緒した際に、わたしが気になって某外資系投資銀行の話を聞くと、「ハーバード大学と他の大学がインターンをした際、宿泊するホテルのランクが違うのよぉ~!フフフッ」なんてことを話してくれました。

ちなみに、お昼はもちろんわたしがご馳走したのですが、その後で、スーパー高額派遣様の時給を知り、なんとも言えない気持ちになったのは言うまでもありません。

 

スーパー高額派遣の引継ぎからその後

わたしからの引き継ぎは、短期間で内容自体も会計の専門知識と言うよりは、特殊な仕事の仕組みやシステムの流れなど、マニアックで複雑なことが多くイレギュラーだらけ。

そんなシンドイ状況なので、いくらわたしがきっちり引き継ぎをしてもきっと上手くはいかないだろうと思ってました。

わたしが退職して数ヶ月経ち、中の人にその後の様子を聞くチャンスに遭遇。

この人ならまさか乗り切ったか?っと一瞬思いましたが、予定通り引き継ぎは大失敗し、2ヶ月でこの方はクビ。

結果、経験のある社員が泣く泣く代わりに引き継いだというオチでした。

 

さいごに

わたしは今まで世の中にスーパー高額派遣という属性がいることを知りませんでした。

※もう一度言いますが、スーパー高額派遣はわたしが勝手に呼んでいる造語です。

そして、わたしのキャリアの最終到達地点は週1で時給1万円だなと感じました。

しかし、派遣された先々で火事場だったらと考えると、もう一度熟考が必要そうです。

今回は経理のプロフェッショナル派遣でしたが、製造業の多い日本では、技術派遣といった高度な技術を持った方が、一定期間メーカーなどで働くというのも結構あるようです。

いずれにせよ、ある程度のスキルがあれば、食いつぶしがききますね。

目指せ時給1万円!