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高校生再スタート
高校二年生がスタートした。
「あぁ、胃が痛い」そんな気持ちで初日を迎える。
どちらかと言うと、人に注目されるのは好きな性格だが、この時ばかりはあまり目立たないようにと願った。
人に不快感を与えないように常に気を張っていた。
ビクビクオドオド何もないことを祈っていたが、人生は上手くいかない。
隣のクラスからまったく知らない人が急に話しかけてきて、「2個上ってホントですか?」と話しかけられた。
私は「はい。。。」というのが精一杯。
その後すぐに、また隣のクラスに戻って行った。
きっと私の噂をしているんだろう。
何か嫌なことが起こるんじゃないかと過ごしていたが、何週間か経っても、特段に大きな問題もなく過ごせている。
きっと、先生方がクラスのメンバーを上手く考慮してくれたことと、周りの生徒も高校生なので、ある程度空気を読んでくれていることが大きいと思う。
私は自分という個性をなるべく殺して、波風立たないように平穏に高校生活が終わることを願って過ごした。
転換期
数ヶ月経ち、適度に仲の良い友人もでき、適度な距離感で程よい高校生活を送ることができている。
でも、本来の自分の個性を消してしまったがためにジグゾーパズルのピースが足りない、満ち足りていない生活なことも事実だった。
そんな日々が流れていると、流れの大きな転換点に遭遇する。
高校二年の秋、文化祭の時期になった。
わたしのクラスでなにか特別な企画をしたということではなかったが、わたしの殻を破るきっかけがあった。
それは、去年高校三年生だった卒業生が文化祭に遊びにきたことである。
そう、わたしが高校一年だった時の、同級生だ。
彼らは学校で人気者だったようで、いろいろな後輩からも「○○先輩ひさしぶりー」と声がかかっていた。
そんな彼らと久しぶりに会うことで、自然と高校一年の頃のように素の自分になり、無心で盛り上がって話をし、自分自身も彼らとバカをやったりもしていた。
すると、今まで被っていた殻を自然と脱ぎ捨てられ、完全に破ることができた。
やっぱり、自分自身を出すことはこんなにも開放的で清々しいものなんだ。
そんな当たり前のことを改めて感じた。
もうこのまま自分自身を出していこう。
自分らしく生きる喜びのキッカケを彼らから与えてもらったことは、今でも本当に感謝している。
”持つべきものは友”という言葉が直接的にこんなにも刺さったことはない。
わたしの変化
文化祭を終えてから変化したわたしのキャラクターに、クラスの人から驚かれることもあったが、どちらかというとネガティブな印象より、ポジティブに捉えてもらえていた。
二個下の同級生との高校生活再スタートは不安だらけだったが、自分自身のブレイクスルーもあり、やっと軌道に乗ることができた。
こうして、高校三年生へ進級していった。
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