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ブラック企業を避けるポイントは残業時間のみ
残業時間が短いところ(もしくは残業時間ゼロのところ)は、ブラック企業の確率が非常に低いです。
当たり前ですよね?
残業が多い会社は、仕事が好きすぎる集団だったら話は別ですが基本的に働いている人は疲弊します。
人は疲弊するとストレスが溜まり、心に余裕がなくなり、些細なことが火種となって問題に発展しますよね。
これが、職場環境の悪化の原因です。
一方、ゆとりのある人は早々にイライラしたりすることは少ないですよね。
そのため、働きやすい環境になるのです。
なので、ブラック企業を避けるのであれば、残業が少ない企業でまずはフィルタをかけて、その中でお給料が上がる会社を選べば、望み通りブラック企業以外に辿りつきます。
もしくは、お給料でフィルタをかけて、その中で残業が少ない会社を選んでも同様です。
その方が転職サイト等では検索しやすいですね。
ただし、気をつけたいのは、転職サイトの残業時間を鵜呑みにせず、記載されている時間以上あると想定しておくと入ってから記載されているより残業が多かった時に「まぁそうだよね」と思えます。
ちなみに残業時間が書いておらず判断できない場合は残業が多い可能性をはらんでいるので黄色信号です。
外資系企業は往々にして有給休暇は取りやすいですが、残業が短い会社はそれだけ落ち着いた環境であることが予想できます。
そうすると、その状況で有給が取りにくいというのは考えにくいので、有給も取りやすいと判断できます。
※ちなみに転職の前に企業の口コミをチェックしておくなら下記
長時間労働、無茶な引き継ぎなどが発生するブラック企業の特徴
長時間労働が続く、引き継ぎは過去の資料見てねだけの簡単な説明で引き継ぎと呼べるものではない。
こんなブラックな環境の可能性が高い企業の特徴は下記の3点です。
◆ブラックな環境の可能性が高い企業の特徴◆
1.合併や企業買収前後
2.システム変更、会計基準変更を近い将来予定している
3.常に募集が出ている
1.合併や企業買収前後
まず、合併や企業買収前後の会社は、大規模なリストラがあったり(もしくはこれから発生)、カルチャーチェンジがあり、多くの従業員が辞める環境であると想定できます。
そういった状況であると、日常的に人手が足りておらず切迫しているため、新しく入った人もその環境に適応できず早いタイミングで辞めてしまう可能性が高いです。
そんな中、残業も少なく、有給も取りやすいとは到底考えられません。
よって、合併前後の会社はブラック企業な可能性が高いと言えます。
ただし、上記の会社はあくまでもその時点でブラック企業なのです。
ある程度時期が経ち問題も少なくなってくると、労働環境が変わりブラックだった会社もホワイト企業に変化します。
そのため、「この会社はブラック企業だ!」と決めつけず、「現状においてはブラックな環境だ」と判断するのがよいでしょう。
2.システム変更、会計基準変更を近い将来予定している
システム変更や会計基準の変更を予定している場合、通常業務+αで仕事をする必要がありますよね。
また、外資系企業の場合、親会社がすべてを統括しているので、その親会社の手腕によって無理難題があったりするでしょう。
それにより、システムが出来上がってもいないのに、ターゲットを達成するためだけに、ハリボテで完成させ、スタートしたら全然ビジネスが回らないということもあります。
また、日本独自の慣習を理解されず、予算の関係で必要な機能を付けてもらえないため、とてつもなく手作業が多くなってしまうなどもあるでしょう。
もちろん上手くいくこともありますが、追加的な作業が増え、残業時間が長くなり、有給休暇も取りにくくなることは容易に想像できます。
ちなみにこの話はわたしの経験談なので、想定ではなく本当にありますよ。
3.常に募集が出ている
次は”常に募集が出ている会社”です。
これは言わずもがなですが、常に募集が出ているというのはその環境になんらかの問題があるはずです。
例えば、特定の従業員もしくは上司に問題があり、その人が原因で辞めている、残業が日常的に多いなどが考えられます。
職歴の健康診断してますか?の記事で年に一度は人材紹介会社と健康診断してますか?と書きましたが、自身のスキルセットを見直し、定期的に募集内容を見ておくことで、常に募集をしている会社が分かりますし、ブラック企業を避けられる可能性が高まります。
転職市場は生き物ですので、今日出ている募集は1年後には存在しません。
常に狙いを定めて準備をすることで適切なタイミングでスタートが切れます。
さいごに
ブラック企業の避け方はシンプルで”募集内容で残業の少ない会社(ポジション)”です。
また、ブラック企業の可能性が高い会社の特徴は
◆ブラックな環境の可能性が高い企業の特徴◆
1.合併や企業買収前後
2.システム変更、会計基準変更を近い将来予定している
3.常に募集が出ている
です。
転職サイトで募集内容を見ると、魅力的なアピールをしている内容があり、一見良さそうに見える会社もあります。
しかし上記のフィルタを通して当てはまらなければ黄色信号です。
また、有名企業だからや口コミサイトで高評価だからというのも参考にはなりますが上記のフィルタには及びません。
なぜなら、部分的ブラック企業な可能性もあるからです。
つまり、いくつかの部署では労働環境が抜群によいかもしれませんが、自分が所属する部署だけは絶望的な状況ということもあります。
また、問題の上司がいてそのチームだけは常に人が辞めているということもあります。
そのため、100%ブラック企業に入らない条件はありませんが、より100%に近いフィルタをかけてブラック企業に行かない準備をすることをオススメします。
外資系企業の良い点は、良くも悪くも人材が流動的なところです。
そのため数年立つとブラック企業がホワイト企業に。
またその逆もしかりです。
ポイントを抑えた上でマーケットリサーチをきっちりおこない転職を成功させましょう。
なお、現在わたしが利用している無料相談ができる人材紹介会社は以下になります。
■ランスタッド
★母体が外資なので外資系企業も多く紹介
★登録求人数が多い
■JACリクルートメント
★外資系・グローバル企業の求人多数
★業種別に専門担当で手厚いサポート
■doda
★登録企業数が多い
★広告に力を入れている
3年位の経験があり外資系企業を狙っている場合は、マッチする企業が多いです。
企業によっては1社しか人材紹介会社を利用しないところもあるので、チャンスを増やすためにもまだ登録していない先があれば登録ください。
ちなみに転職の前に企業の口コミをチェックしておくなら下記。
また、各ステージ毎の経理での外資系企業への転職方法は下記の記事を参考に
■ニートもしくは未経験⇒外資系派遣へ
■派遣⇒外資系正社員へ