朝、ギュウギュウ詰めの満員電車に乗り込み、また、あの嫌な上司と顔を合わせる月曜日が始まった。
仕事も嫌な上司のご機嫌を取り、必要のない社内会議の資料作りをしたら、帰りは終電近くまで残業。
自分が描いていた働き方はこんなイメージだっただろうか。
昨今は、自分の好きな時間に起きて、好きな場所からパソコン一台で働けるフリーランスが脚光を浴びている。
自由な働き方ってすごくいい響きだ。
会社の社畜じゃなく、自由を手に入れるためにフリーランスになろう。
こう思ってフリーランスになると、ハッキリバッサリ言って絶対失敗します。
なぜならフリーランスってすごく耳障りのよい表現ばかりが目立ちますが、実際はメチャクチャシンドイからです。
今回は、なぜフリーランスはメチャクチャシンドイのかが分かるデメリット、そしてフリーランスになるんだったら外資系企業に転職した方が自由を手に入れられてオススメだよという外資系企業のメリットを紹介します。
Contents
フリーランスのデメリット
実際にわたしが知人、友人、仕事のクライアントから聞いたフリーランスのデメリットは下記の3点です。
■フリーランスのデメリット
1.相当なスキルがないとブラックな働き方になる
2.ノウハウなどスキルの獲得が困難
3.実はあまりお金を稼げない
相当なスキルがないとブラックな働き方になる
フリーランスは能力がモノを言う完全実力主義の世界です。
会社で毎月決まった日にお金がもらえるなんて甘ったれたことはありません。
下手をすると、仕事をしたのにお金を払ってもらえないなんてこともあります。
では、なぜ相当なスキルがないとブラックな働き方になるんでしょうか?
それはスキルによって報酬の差がとてつもなく開くからです。
高いスキルを持ち、稼げる人は一人で何千万も手に入ります。
一方で誰でもできる仕事は、それこそ時給換算するとアルバイト以下の報酬になってしまうのが現状です。
単純に考えて、一般的なサラリーマンにとてつもないスキルがあるとは思えません。
また、フリーランスは仕事のスキルだけでなく、人脈、コネなど仕事を取ってくる営業スキルも必要になります。
よって、営業が上手くいかず、安い報酬の仕事しかできない場合は、働けど働けどお金は貯まらず、納期が厳しい場合は、会社員として働いていた時以上にブラックな働き方になってしまうリスクもあるのです。
それでもフリーランスをやりたい方は、事前に個人的に仕事をお願いしたいと言ってくれる取引先がいくつもある状態でフリーランスになることをオススメします。
とにかく、自由を求めてフリーランスになろうと思ったら、仕事の依頼が来ない、案件が安い、納期が厳しいなどイメージとのギャップがあることを想定しておきましょう。
フリーランスはノウハウなどスキルの獲得が困難
フリーランスは当たり前ですが、基本的に一人で仕事をします。
よって、会社と異なり困難な場面に遭遇した際に、アドバイスをくれる上司も、頼りになる先輩もいません。
そのため、自身でインターネットや本を頼りに解決していくのが基本となります。
すると、すでに自身でさまざまな問題を解決できる人はよいですが、中途ハンパなスキルでフリーランスになり、相談できる良い仲間もいない場合は、自身のスキルアップが非常に困難になります。
ちなみにわたしの友人もこのノウハウやスキルが貯まらない問題に直面しフリーランスで働いていましたが、再度就職をすることになりました。
就職後は、上司や先輩からスキルを教えてもらえるありがたみをひしひしと感じたと言っていましたし、メインの業務以外に頭を悩ませる必要もないので落ち着いて仕事ができたようです。
いずれにせよ、一人でおこなっていくということは誰も助けてくれない現実と戦い続ける必要があります。
実はあまりお金を稼げない
フリーランスの報酬は、上は青天井ですが、下はかなり酷い報酬があるのが現実です。
事実、クラウドワークスやランサーズなどの個人に仕事の依頼をおこなうサイトでは単価の安さを求めて発注をする人も多くいます。
単価の安い仕事はスキルも溜まりにくく、給料も安いのでただの時間の切り売りの作業となってしまうでしょう。
また、わたしの以前の会社が外注したフリーランスの方が言っていたのですが、客先常駐の場合、タイミングが上手く合わないと期間の空きが出て、稼げないという話も聞きました。
どういうことかと言うと、お客さんの会社に出社して作業をする場合、それ以外の作業を請け負うことは実質不可能になります。
その状態で、会社の依頼が終わり次の依頼を受けるまでに数ヶ月時間が空いてしまったりすると報酬は高くとも年で平均すると低くなってしまうという状況もあるんですね。
なお、そのフリーランスの方は非常に優秀で、SAPという世界で最もシェアのあるシステムの導入コンサルティングのスキルがあり、かつ深い会計知識を持っていて、英語も話せるスーパーハイスペックな人でした。
しかし、フリーランスになったばかりの時は、人脈がなく仕事の見つけるのに苦労したという話に驚いた記憶があります。
もちろん、仕事が見つかればスーパーハイスペックなので、紹介などでどんどん軌道に乗ったそうですが。
とにもかくにもフリーランスはプロとして求められる場合の報酬は高く、コスト削減の外注先として扱われる場合は、酷い両極端な世界と言えるでしょう。
外資系企業に転職するメリット
では、自由を手にするならなぜ外資系企業に転職した方が良いのかは下記の3つの理由です。わたし自身も外資系企業で長く働いているので非常に実感しています。
■外資系企業のメリット
1.残業が少なく有給も取れる
2.固定給で給与水準も日系企業より高い
3.副業がやりやすい
残業が少なく有給も取れる
残業が多いと、プライベートの自由な時間が減ります。
同じように有給が取得できないと長期旅行などの自由な時間が取れません。
多くの外資系企業では、日系企業に比べて残業が少なく、有給休暇も取得しやすいです。
もし、日系企業で毎日終電まで残業をして、疲弊してフリーランスを考えるのであれば、外資系企業への転職を考えてみてください。
そうは言っても、外資系企業って入るの難しそうだし、英語も得意じゃないしと思うでしょう。
実はそれは大きな誤解で実は外資系企業は普通の会社より難易度が低く、英語力を求められない会社もたくさんあるのです。
さらに、外資系企業は転職回数が多くても、そこをあまり重要視しないので日系企業より門戸が開かれていると言っても過言ではないでしょう。
ちなみに外資系企業って思ったより敷居が低い?でそのあたりの話に触れているので、ゼヒご覧下さい。
副業がやりやすい
前段の通り、外資系企業は残業が少なく、有給休暇を取りやすいので自由な時間が必然的に増えます。
すると、自分の自由な時間を使って何か行動に移すことが、毎日終電まで働いて疲れきっている人より圧倒的に有利にできます。
よって、現在の仕事+αがやりやすいのです。
実際に、わたしもこういったブログを書いたり、副業として別の会社で英語を軸にした仕事もおこなっています。
わたしの同僚も経理だと会計の知識を活かして、専門学校で簿記の講師をしたり、英語力を活かして通訳をする人などさまざまです。
仕事が忙しい時は、副業のボリュームを減らす、もしくはいったんストップし、落ち着いてきたらまた副業をするなど自身のメインの仕事の状況に合わせて配分できるのも良い点です。
なお、フリーランスを目指す方はいきなり始めるよりも、外資系企業で働きつつ副業をおこない軌道に乗ったらフリーランスという流れもありなんじゃないでしょうか?
固定給で給与水準も日系企業より高い
あなたが何かをしたいと思った時、お金が多い方が自由にできますか?それとも少ない方が自由にできますか?
どう考えてもお金が多い方が自由にできますよね。
外資系企業は業務内容は同じにも関わらず日系企業より給料が高いです。
下記の記事で外資系と日系の給料の違いについて記載していますので、ゼヒご覧下さい。
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さいごに
一見、自由で魅力的なフリーランスですが、実態は強烈な弱肉強食の世界で大きく以下の3つのデメリットがあります。
■フリーランスのデメリット
1.相当なスキルがないとブラックな働き方になる
2.ノウハウなどスキルの獲得が困難
3.実はあまりお金を稼げない
これに対して厳しい世界として有名な外資系企業ですが、実は自由が手に入りやすく以下の3つのメリットもあり、フリーランスを目指す方の登竜門としてもよい会社です。
■外資系企業のメリット
1.残業が少なく有給も取れる
2.固定給で給与水準も日系企業より高い
3.副業がやりやすい
わたし自身、外資系企業で働き始めて残業が減り、有給取得が増え、余った時間で複業と自由を手に入れた働き方をしています。
また5年で500万円も給料が上がっているので、下記の記事でそのあたりも参考にして転職を考えてみてはいかがでしょうか?