ドラマSUITS(スーツ)をご存じだろうか?
アメリカの一流法律事務所で繰り広げられるさまざまな問題を解決していくストーリー。
日本でもドラマ化されすでに観たことがある人も多いだろう。
わたしは遅ればせながら2019年に初めてこのドラマを観てとてつもなくハマった。
会話の節々に魅せる知的な言葉の切り返しの数々、仕事をする上でのスタンス、もうこれは観ていただくしかないのかなと。
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SUITSの中で全体を通してわたしがあえて1つ挙げる仕事での重要な考え方は、“悪いことは早めに報告”これに尽きる。
ドラマSUITS(スーツ)であえて1つ挙げる仕事での重要な考え方
おいおい、悪いことは早めに報告なんて当たり前過ぎてと思うかもしれないが実際自分自身が同じような状況になると意外とできなかったりするのも事実。
ややネタバレになるが、SUITSの中ではさまざまな“隠ぺい”や報告の遅れが後々大きなトラブルの引き金となる。
ミスを報告すると上司の印象を悪くしてしまうから、多少のミスならまぁ言わなくてもなんとかなるかなと思っていたら、そのちょっとしたミスが原因で大口の顧客を怒らせてしまい継続契約を解約なんてこともある。
本当に些細なことでも消費者金融のように見えないところで雪だるま式に膨れ上がって気付いた時には手遅れなんてことも。
人はどうしても弱い生き物でこの件がバレなければ大きな成果に繋がるという時や誰にでもいい顔をしたい時、ダメだと分かっていても悪い報告を怠る。
事実、わたし自身も報告をするかしないかという場面に遭遇した。
わたしが実際に遭遇した悪いことを隠ぺいしたくなったケース
若干フィクションを含むが、わたしが実際に遭遇した悪いことを隠ぺいしたくなった話。
わたしは人事で採用担当をしているが問題の始まりは勘違い。
わたしが担当している採用案件で上司とのコミュニケーションの齟齬がおこった。
わたしは上司からすべての承認が下りたと勘違いして本来まだ承認が下りていない案件を外部業者にメールで「案件は確定しました」と報告してしまった。
外部業者はわたしの確定の連絡を元に作業を進めたが、わたしはその途中でまだ確定していないことに気づいた。
しかし、時すでに遅し、業者は後戻りができないほどに動きを進めていた。
この時、わたしの前に2つの選択肢が現れた。
■わたしの選択肢
1.まぁ承認が下りるだろう前提で業者にも上司にも何も言わずに進める
2.業者に真実を話し状況を伝える、また上司にも状況を報告する
承認が下りれば1の選択肢を選んだ場合、何もなかったかのように物事が進む。
一方、2を選択した場合、上司にも業者にも迷惑をかける。
ただし、もし承認が下りなかった場合、後々なんで最初に言わなかったんだと大ごとになる。
結論を先に言うとわたしは2を選択し上司にも業者にも真実を話した。
また、どちらにも心労をかけた。
ぶっちゃけ、ものすごく1を選びたかった。
なぜなら、まぁ何とかなるだろうと思ったしリスクを取りたくなかったから。
しかし、SUITSを観ていてウソを重ねたり、悪い報告を早くしなかったりすることが大きな災いを招くと強く感じた。
もちろんドラマというフィクションではあるが身に染みて感じたため2の選択をした。
たぶんSUITSを観ていなかったら1を選んでいただろう。
やっぱり誰にでもいい顔をしたいから。
最終的にこの件に関して承認は下り、大ごとにならずに済んだ。
また、上司との確認の流れを再構築する機会もできより、ミスに対して強固な仕組みができあがった。
リスクを取ることによって、リスクを取らないリスクを軽減できたのだ。
さいごに
悪いことはやってはいけないなど誰でも知っているが、人は甘い誘惑に負ける。
ドラマSUITSを観ることで悪いことは早めに報告する重要性を再認識した。
また、SUITSでは観る人によってそれぞれの仕事をする上での学びが間違いなくあると確信する。
ある人は最後まであきらめない気持ちを学んだり、ある人は働き方を考えされられたりするだろう。
長期連休で時間を持て余している人も時間を有効に使い仕事に役立てたい方にもオススメのドラマである。
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