初めて外資系企業に入って痛感することは、普段の会話に横文字が大量に含まれている方々が多くいることです。
むしろカタカナ英語で、ほぼほぼ話しちゃってるんじゃないかって人もいます。
たとえば、
(訳:すみません、質問があるんですけど)
や
(訳:この書類を何かしら証拠が分かるようなものがないからもう一回送っといて。明日までにね)
特に英語のできる人や海外とのやり取りが多い人ほど、普段の会話もカタカナ英語がふんだんに含まれる人が大量に発生しており、慣れない内は戸惑うことも。
ただし、何故このように英語が混ざってしまうのかには、ちゃんと原因があります。
Contents
- 外資系企業の経理で英語での言い方がスタンダードになっている言葉ベストテン
- 1.Audit(オーディット)※訳:監査
- 2.Tax audit(タックス オーディット)※訳:税務調査
- 3.Closing(クロージング)※訳:締め (大体の場合、ClosingはMonthly closing(月末締め)を意味する)
- 4.Day1(デイワン)※訳:第一営業日 (Day2,Day3と続き第二営業日、第三営業日となる)
- 5.Budget(バジェット)※訳:予算
- 6.Forecast(フォーキャスト)※訳:予測
- 7.Actual(アクチュアル)※訳:実際
- 8.Accrued(アクルード※アクルーという方が多い)※訳:未払い(訳としては未払いだが、意味合い的に引当的な使い方をする)
- 9.Invoice(インボイス)※訳:請求書
- 10.Allocation(アロケーション※アロケとも言われる)※訳:配分
- さいごに
外資系に勤めている人がルー大柴並に英語と日本語が混ざってしまう理由
海外の人とたくさんやり取りをする人は、当たり前ですが英語を使っていろいろな話のやり取りをしますよね。
書類に関してもすべて英語のため、通常の脳内回路はさまざまなものを英語で考える癖がついてしまいます。
よって、特に意識せずに話をする場合、いちいちいろいろな単語を英語⇒日本語に変換することをしないので、必然的にカタカナ英語が会話に盛り込まれちゃうんです。
すると、あれよあれよという間にルー大柴の出来上がりですね。
ただし、外資系企業では、英語での言い方のほうが社内ではスタンダードだよね!という言葉もたくさん存在します。
外資系企業の経理で英語での言い方がスタンダードになっている言葉ベストテン
経理の場合だと以下の言葉は常日頃から英語で言われている基本用語なので、知っておくだけでスムーズに意味が理解できますよ。
1.Audit(オーディット)※訳:監査
Auditは非常に使う機会が多いです。
Audit対応(監査対応)やInterm Audit(インターム オーディット)訳:中間監査などあらゆる場面で出てくる言葉ですね。
言い方としては以下のパターンがあります。
2.Tax audit(タックス オーディット)※訳:税務調査
上記のAuditに続いて同じAuditですが、Taxが付くと税務調査になります。
これも経理にいると非常に出てくる言葉ですね。
言い方は以下です。
※外資系企業の経理のキモはTax Auditと言うことで下記ご参考まで
3.Closing(クロージング)※訳:締め (大体の場合、ClosingはMonthly closing(月末締め)を意味する)
Closingも外資系企業で経理として働いていたら耳にタコができるくらい必ず使う言葉です。
言い方は以下。
※なお、外資系企業の月末の業務に興味のある方は下記参照
外資系経理の月末の仕事内容って何?分かりやすく月末の仕事を解説
4.Day1(デイワン)※訳:第一営業日 (Day2,Day3と続き第二営業日、第三営業日となる)
このDay1といった言い方は経理に限らずよく使う言葉です。
ただ、経理こそ親会社への資料送付の期限でDay1にreporting(レポーティング:報告※メールで何か必要な資料を送ることを指す)するもの、といった具合によく使われます。
言い方は以下です。
5.Budget(バジェット)※訳:予算
このBudgetもどの部門でも使いますね。
ある意味すべての行動はBudgetありきで動くのは外資系企業も日系企業も一緒ではないでしょうか。
言い方は以下になります。
※なおBudgetを作っているのは経理ではなくFP&Aですが、FP&Aってご存知ですか?
外資のFP&A(エフピーアンドエー)とControlling(コントローリング)って何?
6.Forecast(フォーキャスト)※訳:予測
Forecastも毎月必ず使う言葉です。
会社によっては、Outlook(アウトルック※訳:見通し)と言う会社もありますが、個人的にはForecastの方が一般的に感じます。
くれぐれもメーラーのOutlookと混同しないようにご注意を。
ちなみに言い方は以下です。
7.Actual(アクチュアル)※訳:実際
上記のForecastと対になる言葉がActualですね。
テストには出ませんが、セットで覚えておくことをオススメします。
言い方は以下です。
8.Accrued(アクルード※アクルーという方が多い)※訳:未払い(訳としては未払いだが、意味合い的に引当的な使い方をする)
AccruedはClosing作業中に度々出てくる言葉です。
Day1でClosingを終わらせる会社はAccruedだらけですね・・・っと早速英語を多用してますが、こんな感じで外資系企業では当たり前のように普通に英語交じりに会話されます。
なお、言い方は下記です。
9.Invoice(インボイス)※訳:請求書
Invoiceは海外とやり取りする方はすぐにピンとくる単語ですね。
特段補足説明はないので、言い方は以下です。
10.Allocation(アロケーション※アロケとも言われる)※訳:配分
最後はAllocationです。
これも良く使われる言葉で、いろいろな部署や事業部に跨ぐ費用をどうやってAllocationするかなどが経理としては使われます。
言い方は下記です。
さいごに
これで基本はバッチリですね。
ちなみに外資系企業の経理あるあるですが、英語ばかり使っていると反対に日本語でなんて言うのかが出てこないという現象が発生したりします。
日本人なのに不思議な話。。。
外資系経理で使われるワードがためになったという方は、下記の外資系でよく使われる英語の略語も参考に!
外資系経理でわたしがよく使う英文メールもどうぞ