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USCPA(米国公認会計士)のFARの結果
あれだけ頑張って勉強したんだから、受かっていてほしい。
結果はインターネットで確認できる。
さて、わたしの結果は。。。
期待と不安が入り混じった高揚感が身体全体を駆け巡る。
受かっていてくれ。
人生逆転のチャンスをください。
そう思って結果を見てみると、結果・・・不合格。
点数は65点。(合格ラインは75点)
USCPA科目不合格から絶望の始まり
絶望というのはこのことだろうか。
世界が止まってしまったような感覚に襲われた。
よくあるマンガやドラマではこういった時は絶対に合格しているはず。
しかし、現実はそんなマンガのような展開にはならなかった。
早期社会復帰よりも、もっと自分に付加価値を出すためにリスクをとって取り組んだ資格取得。
ニートという恐怖の中、合格すればすべてが変われると思っていた。
合格したら周りの人も見返せる。
しかし、現実は何も成し得ていない。
ただの不合格者。
つまり、なにものにもなれていないニートである。
この気持ちはどのように表現したらよいのだろうか。
そんな悶々とした思考の葛藤を短時間で繰り返し繰り返し頭の中で繰り広げていた。
USCPAの次なる科目への挑戦
そうは言っても、ずっと落ち込んではいられない。
なぜなら、また1ヶ月以内にBECという管理会計や経済学、ITにコーポレートガバナンスとった幅広いジャンルの科目の受験を控えていたからだ。
FARの受験まではFARとBECの勉強を同時並行で進めていたが、FARが終わってからはBEC一本で集中して勉強できる。
もうここは落とせない。
気持ちを切り替えて勉強をした。
2度目の失態は絶対に犯してはならない。
そんな気持ちでBECの試験に臨んだ。
USCPAのBECでまさかの試験結果
BECの試験も4時間の長丁場。
感触もWritten communicationという記述式の問題以外は悪くはないと思う。
今回は絶対受かっていてほしい。
期待と不安を旨に結果の確認。
結果・・・不合格。
点数は63点だった。(75点以上で合格)
この時、わたしの中で何か”ポキッ”という音が鳴った。
こんなにも頑張ったのにまた落ちた。
本当に終わった。
わたしはこんなもんだった。
あまりにも現実を受け止められずにボーっとした。
一度目の不合格ですでに心はやられていて、気力だけでここまで来たがもうダメだ。
ネット上には合格者がたくさんいて、サクサクと短期で合格している人もいるのに。
努力が足りないと言えばそれまで。
とりあえず、もう疲れたよ。
USCPAから転職へ軌道修正
もう、落ちるとこまで落ちた。
でも、このままニートで勉強をしていくほど、リスクを取れる人間ではない。
働かざるもの食うべからず。
これ以上のブランクはさすがにまずい。
勉強は仕事をしながらも続けよう。
気持ちと頭を切り替えて、就職活動を開始した。
もちろん、希望する職業は以前の営業ではなく、経理。
未経験だが、ギリギリ20代であれば、どこかしら拾ってくれるんじゃないか。
とにかく、経験を積むために、正社員とは言ってられないので派遣でもなんでも経験を積むことに意義がある。
ネットでさまざまなサイトに登録し、“未経験可”と書いてある先には、手当たり次第応募した。
その際に使ったサイトの一部(この何倍も登録した)は下記なので、現在わたしと似た状況の方はより良い企業を多く探すために最低限下記はすべて登録して就職に繋げてほしい。
手当たり次第申し込みをしたが、予想通り、ニート歴が1年を超えているわたしに企業は門戸を広げてくれない。
ことごとく書類で不採用。
たまたま、面接まで進んでも、経験者がいて未経験だと難しいとのことで不採用。
とにかく落ちに落ちた。
そんな状況を打破するため、今までは一般的な会社の経理で未経験を探したがもっともっと間口を広めることにした。
そうすると、偶然は舞い込むもので、たまたまある外資系投資ファンドの会社で募集があり、面接まで進んだ。
転職での悲劇の面接
面接は面接官が4名。
厳しい質問が次々にきた。
「英語をビジネスで使った経験は?」
「英語力はどれくらい?英字新聞読める?」
「事務職での経験は?」
「ファンドの仕組み分かる?」
どれも経験がないことや自信のないことばかり。
完膚なきまでに凹まされた。
そりゃ、留学したら英語力求められるよな。
でも自信があるほどの実力はない。
やっぱりわたしはニートのクズだ。
そう思った帰り道、当日にも関わらず、人材派遣会社から連絡がきた。
さすがに落とすのも早いな。
そう思って電話を取ると「かみぞのさん、おめでとうございます。採用です。つきましていつから就業可能ですか?」
「へ?・・・採用?」
捨てる神あれば拾う神あり。
こうして留学、資格の勉強という長いニート期間を終え、また社会人がスタートした。
なお、このニート⇒外資系派遣社員への就活術は、下記に戦略的な詳細あり
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