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シンガポールでの意外な盲点とは?
この国に来て、驚いたことがある。
赤道付近に位置するこの国は常に常夏の気温であるため、外は常に暑い。
反対に室内はエアコンがキンキンに効いており、とてつもなく寒い。
わたしが住んでいた寮でも同様に、部屋は非常に寒いため、初日の夜は寒くて眠れなかった。
そのため、シンガポールに来てすぐに買ったものは意外にも”毛布”であった。
語学学校も同様にとても寒いため、長袖のパーカーは必須である。
この国で寒さ対策を怠っていたことを後悔した。
語学学校(1stターム)
語学学校がスタートした。
授業はレベル毎に午前、午後と分かれており、1日4時間で土日が休み。
3ヶ月弱で1タームの流れ。
クラスはだいたい12名。
日本、韓国、中国、タイとアジア圏メンバー。
その内、半分は日本人。
学校に通う人の属性はさまざまで、これからシンガポールで就職を目指す人、会社の英語研修で来ている人、旦那の駐在で来ている妻、海外の大学受験のため、英語力を上げる目的で来ている人などがいた。
先生はシンガポール人で彼らは英語以外にも中国語(北京語)も流暢なため、日本人には聞き取りやすい英語だった。
レベルは最下位のクラスなので、中学英文法からスタートした。
ただし、宿題が毎回きっちり出て、テストの成績が悪かったり、出席率も悪いとビザがおりないので、真面目に勉強する人が多かったイメージだ。
わたしも、きっちり宿題をこなし、適度にクラスメート、ルームメイトと遊び、どこにでもいるような普通な語学留学をした。
また、テストも問題ない結果を残し、無事に1タームを終えた。
語学学校(2ndターム)
一つレベルを上げたクラスで新たなタームを迎えた。
メンバーは前回のクラスから持ち上がりが半分、新たにスタートするメンバーが半分で人数は変わらず。
メンバーの参加国の構成が変わり、ヨーロッパや中東のメンバーも混ざる。
また、日本人が減り、韓国人の割合が増えた。
授業内容もレベルアップし、途中から参加したメンバーは簡単そうだったが、持ち上がりメンバーにとってはやや難しい。
御多分に漏れず、わたしも授業についていくのに必死のため、予習をして望む。
というより今まで予習しなくてもついていけていたので、難度はやさしかった。
このタームもそこそこ必死にこなすことで無事に終了することができた。
就職活動
語学学校の2ndタームに通いつつも海外就職の可能性を求めて、人材紹介会社に行った。
シンガポールの大手人材紹介会社は日本でも有名な”JACリクルートメント”である。
周りの評判も良かったため、わたしも登録をして、面談をおこなった。
面談では今までのわたしの職歴を伝えるという一般的な流れと共に、「英語力のチェックのため、英語で自己紹介をお願いできますか?」という質問をもらう。
わたしは「My name is Kamizono…」と名前と簡単な仕事を言うだけで精一杯。
圧倒的にビジネスでは通用しない、実力不足であることを自分自身で実感。
そんなわたしの希望は職歴が営業のみにも関わらず、経理職に興味を持っていたため、未経験で経理ができるところ。
キャリアコンサルタントの方からはマレーシアやインドネシアであれば、もしかしたらチャンスはあるかもしれないという回答。
直訳すると、「はっきり言って、その職歴と英語力だと経理の仕事ないっすよ」という返答だった。
お客様商売なので、気をつかってもらったが、よく考えれば当たり前の結論。
わたしの前に立ちはだかる壁はすぐに越えられそうなものではなかった。
そんな中、キャリアコンサルタントから言われたあるキーワードがわたしの中で引っかかった。
また、そのキーワードがわたしの次の進路を決める引き金となるとはこの時は思ってもいなかった。
そのキーワードとは・・・
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