外資系人事

外資系企業の人事の採用担当になったらやりたい放題自由に働いている話

外資系企業の人事の採用担当になったらやりたい放題自由に働いている話

かみぞのです。

わたしが経理から人事に異動して3ヶ月以上が経ちました。

※過去の異動記事は以下
かみぞの経理辞めるってよ

外資系企業の人事で採用教育担当をスタート

 

まず、3ヶ月以上経った結果、タイトルの通りかなり自由に働いています。

具体的にどんなことをおこなっているかは後述しますが、業務の進め方は「勝手にどうぞ」といった状況です。

現在の上司はよく言えば仕事を任せるタイプ、悪く言えば完全に放置で具体的な指示がないとどのように仕事を進めていいか悩む人にとっては大変な環境。

しかし、自分の頭でいろいろ考えて提案できる人にとっては天国です。

押さえておくところだけ押さえればホントに自由。

そんな環境なので、中途採用ではエージェントの選定から広告利用、面談方法や面談までの流れなどを過去のやり方からがっつり変えちゃいました。※結果として、費用及び工数削減

また、新卒採用でも広告選定や面談手法、説明会の方法なども過去のやり方を変えコロナが流行っている今のタイミングにベストマッチした方法に変更しました。

2020年4月からの同一労働同一賃金においても派遣会社との単価交渉を1人で完結と本当に自由にやっています。

ただ、実際には新たな仕組みを作るにあたって自身の工数が結構かかっており、ホワイト企業でブラックな労働をしている現状。

そうは言っても今のこの種まき活動が今後の業務量削減に大きく影響する(と思っている)ので数か月後はもうちょいゆるふわホワイトワークをしようと考えています。

とりあえず、今回は具体的にどんなことをやりたい放題やっているのかを書いていきます。

 

外資系企業の人事の採用担当になったらやりたい放題自由に働いている話

実際、どんなことを自由にできているかは冒頭で書いた以下の3点。

■自由に業務をおこなっている3点

1.中途採用

2.新卒採用

3.派遣単価交渉

 

それぞれをもう少し具体的に紹介します。

 

中途採用で自由にやっていること

中途採用において自由におこなっていることは以下の2点。

■中途採用で自由におこなっている2点

1.採用費用の使い方

2.面接プロセス

 

1.採用費用の使い方

どのエージェントにどのタイミングで採用を依頼するか、また募集人数によっては広告を使うかといった判断は基本的に自身で決めています。

エージェントの選定に関しては、下記に書いた企業に依頼をしていますが、上司へ確認はなし。

外資系製造メーカーで働く人事の採用担当がぶっちゃける現在中途採用で利用している人材紹介会社を紹介

外資系製造メーカーで働く人事の採用担当がぶっちゃける現在中途採用で利用している人材紹介会社を紹介
【外資系転職おすすめ】外資系で働く人事の採用担当がぶっちゃける現在利用している人材紹介会社を紹介わたしかみぞのは2021年現在、3度の転職(4社経験)を経て3つの職種(日系ベンチャーの営業→外資経理→外資人事)に就きました。 ...

 

なので、できる限り少ないエージェントで理想的な人を早期に採用できるように、過去どのエージェントからどれだけ実績があるか、どのエージェントがどの業種に強いのかを分析して判断しています。

また、よりよい募集内容が作れるように部門のマネージャーや部長と打ち合わせをおこない現在のマーケットに内容が合うように募集内容の調整をおこなってからエージェントに依頼します。

上記の工程は元々上司がおこなっていたわけではなく、わたしの独断である意味勝手におこなっていますが、上司は一切放置です。

とりあえず、現状の採用スピードは過去より上がっているので何も文句は言われていません。

さすがに広告を打つ際は上司に確認しますが、業者選定、価格交渉は独断で上司もほぼノールックの状態です。

 

2.面接プロセス

面接プロセスは今までオフラインの対面面接のみおこなっていましたが、Web(オンライン)面接を取り入れました。

世の中的には今更感もありますが、今まで面接者に交通費を支払っていたので、大きなコスト削減です。

スタートするにあたり年配者は敬遠されましたが、やってみると「いいじゃん」という感想。

もちろん、説得にあたっては事前に年配者との関係構築とみんなやってますよ感を出して依頼しました。

次におこなったことは会社説明をやめたことです。

具体的には面接者に人事から面談の冒頭に会社紹介をしていましたが、同じことを何度も話すのは時間がもったいないし面倒くさいので、会社紹介動画を作り事前に動画を観てね方式に変更。

動画作成は時間がかかりましたが、これから説明作業がなくなるので大きな時間削減です。

さらに交通費の精算も面接の前段でおこなっていましたが、これも時間がもったいないので事前に記入してもらい提出のみに変更しました。

上記の変更は、いきなり変えると前任者に失礼になるので、とりあえず数か月は過去と同じようにおこなった上で変更しています。

※ちなみに引継ぎの際は以下の転職に近いやり方で業務改善をおこなった

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新卒採用で自由におこなっていること

新卒採用も中途採用と同様にどういった露出をするか、予算を把握した上での最適解を考え、過去の手法も参考にしつつ業者選定を自由にやらしてもらっています。

ここでも中途採用と同様にWeb面接と会社説明会のWeb化を新たに取り入れました。

Web面接で地方学生も受けやすい状況を作り、会社説明会も動画を観てね方式にすることでこちらがかける工数もエントリーする学生の工数も下げるのでお互いにメリットがあります。

もちろん、リアルに勝るものはありませんが2020年はコロナの影響もあるのでWebでの取り組みは、ある意味でタイミングがベストマッチです。

 

派遣単価交渉で自由におこなっていること

2020年4月から同一労働同一賃金で派遣単価の改正がおこなわれます。

この影響で、派遣会社の営業担当者は各社への訪問と単価交渉で相当疲弊しているでしょう。

話は戻り、わたしが働いている会社も数十社の派遣会社と契約をしているため、数十社と派遣単価の交渉をおこなっています。

価格交渉は基本的に上司が同席するわけではなく、基本的には予算からはみ出ずいい感じの単価に落ち着ければ、後は任せた方式なので、自由に交渉をおこなっています。

ただ、どうしても上司を呼んでほしいと懇願された場合は、さすがに依頼します。

1度で単価がまとまる会社もあれば、2度、3度と訪問に来て営業部長クラスの方との交渉もあり、5円、10円のせめぎ合いもありました。

毎回思うのが、絶対に値下げ交渉をするのが分かっていながら1回目の事前の確認や調整なしのいわゆる定価見積もりの提出ほど、無意味な工数や時間はないと感じています。

ある意味で、本来はこれだけの金額を望んでいるという意思表示の表れな気もしますが、無駄と思ってしまいます。

とにもかくにも予算内という最低ラインからどれだけバランスを鑑みて値下げ交渉できるかは難しさでも面白さでもあります。

 

さいごに

今回は人事の採用担当に異動して3ヶ月以上経ち、やりたい放題自由に業務をおこなっていることを具体例も踏まえて紹介しました。

現状の労働時間はホワイト企業の現在働いている会社の中ではトップランカーではありますが、メンタルは非常にいい状態を保っています。

メンタルがいい状態で保てているのは仕事に面白みがあり自身が裁量を持った仕事ができているからです。

これはわたし自身の性格的な部分もありますが、やらされている業務より裁量で自ら進んで残業している方が圧倒的に満足度やモチベーションが高い状態で仕事ができるからと言えます。

人事経験が数カ月のクセに、もう転職市場の人事の求人を見ていますが、まだまだ自身のスキルセットでは市場価値が著しく低いです。

自身がそれなりの商品として売れるように“できること”を積み上げていければと考えてます。

ただ、人事経験数カ月の素人でもこれだけ変更や改善ができるんだなぁと思うといろいろ思うところはありますが、また追々そのあたりも書いていきます。

とりあえず部署異動して数カ月でいろいろ自由に働きつつ業務改善もやってますよと言った忘却録と報告です。

 

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