わたしかみぞのは、国内で自分自身で勉強し続けて英語力を向上された方々とはまったく異なり、お金と時間で環境を買うことで英語力を向上させてきた。
※学生時代は国際ボランティア(2週間×3回)、社会人ではシンガポール留学(約半年)と、フィリピン留学(2か月)を経験(詳細は下記)
2019年10月時点での英語力はざっくりビジネス英語レベル。
英語でのテレカン(電話会議)やミーティング、メールでの文章作成などをなんとかできるレベル。
ただし、英語で映画を観たらまったく意味が分からない。
なんとかフレーズや単語がギリギリ聞き取れるレベルで正直内容理解はできない。
こんなわたしのTOEICのスコアは2017年5月から受けていないが、その時点で840点。
※実際のTOEICスコアのエビデンスを下記の記事でアップしているので興味があれば
サウスピークでのガチのTOEIC結果とリアルな体験談【外資系勤めの私のフィリピン留学】
今回はそんなわたしのTOEICスコアの推移とその時点でのビジネス英語力を紹介し、これから英語力を伸ばされる方のお役に立てればと思います。
Contents
TOEICの推移と仕事での英語力
まずは、ざっくりしたTOEICスコアの推移とその時の状況は下記。
◆TOEICの推移と状況◆
■大学時代
TOEICスコア:?
TOEICを受けていないが一問も分からないレベル。200点くらい?
↓
■1社目を辞めて約半年の留学後
TOEICスコア:550
リスニングで多くの点を取り、リーディングはビジネス英語の単語を知らないため適当
TOEICのための勉強はまったくしていない
↓
■2社目の派遣社員時代
TOEICスコア:580→640
USCPAの勉強でビジネス英語の単語力が増え、リーディングのスコアアップ
ここでもTOEICのための勉強はまったくしていない
↓
■3社目の正社員時代
TOEICスコア:640→725
海外取引の担当になり、英語力を上げるために海外の人が多いシェアハウスに引っ越し
また、TOEICの勉強にも取り組む(この段階で初めてTOEICの勉強スタートw)
↓
■4社目の正社員時代(現在)
TOEICスコア:840
転職で現在の会社へ行く前にサウスピークで2ヶ月英語の修行をしスピーキングとライティングメインで勉強したが結果的にリスニングとリーディングのTOEICのスコアも上がった
ざっくりしたまとめは上記の通りだが、職場で英語を使うようになった2社目からの状況を紹介したい。
TOEIC580点で外資系企業の派遣社員として経理をスタートした時の英語力
TOEIC580点で外資系企業で英語力を求められる仕事をした場合、戦力になるかをストレートに言います。
”まったく使い物にならない”です。
わたしの場合、恥ずかしい話ですが正直に言うと英語の文章が書けない、英語の電話で適切な対応ができないというビジネス英語を使う環境の準備がまったくできていない状況。
英語の読みと話しを聞くのはシンプルなものはなんとか分かる程度。※ちなみにTOEICはリスニングの方が断然結果が良く、リーディングはボロボロのタイプ(L:350 R:230)
薄給の派遣社員でそこまで英語力を求められていないからよいものの、英語力の観点から見た場合には完全に戦力外。
USCPA(米国公認会計士)の勉強をしていたため、ビジネス英語や会計の英単語はやや分かったがメールなど文章を作るのがもの凄く下手、遅い、文法が変。
英語力が全般的に足りていないのは大前提だが、英語をビジネスで使うためのライティング力が一番大きな課題でした。
※ちなみに外資系企業で苦労した点は下記をご覧ください。
経理未経験から外資系経理に転職し、大変だった3つのポイントとその対策
TOEIC640点で外資系企業の正社員として経理をおこなった際の英語力
TOEIC640点で英語力を求められる仕事をした場合、非力ながら多少の戦力にはなるといった感じ。※TOEICはリスニングが以前とほぼ変わらず、リーディングが以前から伸びた(L:360 R:280)
これはTOEICのスコアがこの点数であれば、使える使えないという話よりも1社目の外資系企業で英語を使ったビジネス経験をした部分がもの凄く影響しているからだろう。
つまり、TOEIC640点であっても初めて外資で英語を使った環境に飛び込んだ場合には1社目と同様に戦力外なことが予想される。(あくまでもわたしの場合)
なので、やはり実践で英語を使うというのが一番の英語力の向上に影響するのは言うまでもない。※下記記事参照
英語力を求められるというプレッシャー、これは何物にも代えがたい英語力向上の原動力だ。
また、他の同僚や上司がどのようなタイミングでどういった英文を送っているか、会話をしているのかというのも実践のサンプルが手に入る大きなチャンス。(まぁ、その前にちゃんとTOEICやら自分でビジネス英語勉強しときなよというツッコミは勘弁ください。)
さらにわたしの場合は、この会社で幸運?にも経理のジョブローテーションにて海外の取引先やグループ会社を専門に担当するポジションに異動となる。
このポジションの前任者は海外の大学を出ている英語ペラペラな人だったため、さすがの怠け者のわたしも自主勉強に力を入れないとマズイと感じ本腰を入れる。
そうは言ってもダメ人間なので、いろいろな誘惑に負けて英語の勉強がちゃんとできない。
そこで、ダメ人間の自分を甘やかすことなく自分でできなければ環境を変えてしまえと外国人が多く住むシェアハウスに引っ越し。
※下記の記事でシェアハウスでの英語の勉強に触れているのでご参考まで
シェアハウスでは英語力向上を考える日本人も多く、グループを作って自主勉強会をおこなったり、英語で文章を毎週書いて共通のページにポストしたりとよいモチベーションで勉強をおこなった。
また、外国籍の人にも積極的に話しかけスピーキング、リスニング力も向上させつつ世界中に友人を作り、楽しく英語を学べた。
職場でも英語を使う機会が増えプライベートでも英語を勉強し、さらにTOEICのための勉強をしたこともありTOEICスコアもやっと725点に。※TOEICは机に向かって本を読むより聴いている方が好きなので相変わらずリスニングが良い(L:400 R:325)
この期間で英文作成能力もやや向上し、まだ英文法に自信はないもののなんとか時間をもの凄くかけることなく英文メールなどを作成できるようになった。
なので英語力はビジネスレベルと日常会話レベルの中間くらい。
ちなみに最後に述べるがあくまでもTOEICの点数=ビジネス英語力ではない。
ただ分かりやすくあえてTOEICの数字で言うならばTOEIC600-700点代だとギリギリビジネスで英語を使えるか使えないかのポテンシャルを持つくらいの英語力というのがわたしの実感値だ。
TOEIC840点で上司が外国籍の元、外資系企業で経理をおこなった際の英語力
転職での英語面接を突破し外国籍の上司の元で経理として働くことになった4社目の外資系企業。
上司が外国籍で日本語が話せないため日常かなり英語を使うことが予想された。
そのため、転職から入社までの2ヶ月を利用してフィリピン留学でかなり厳しいが実力が伸びるとウワサのsouspeak(サウスピーク)で留学。
この学校は校舎がいくつかあり、わたしが行ったのはTOEIC600点以上の人だけが入れる日本語禁止校。
その名の通り、建物の中では24時間日本人同士でも日本語を話してはいけない。
門限も厳しくルールを破る人は退学(実際に退学した人も。。。)
とにかく厳しい環境のため別名“プリズン(牢屋)”と言われるほどだ。
怠け者のわたしもたぶん人生で一番勉強したのがここだったくらいで1日10時間くらい勉強してしまった。
※詳細は下記の記事をご覧ください。
サウスピークでのガチのTOEIC結果とリアルな体験談【外資系勤めの私のフィリピン留学】
サウスピークに行ったこともあり英語のスピーキングとライティングはかなり以前より自信を持てるようになった。
実際の職場でもネイティブのようにペラペラとは程遠いが、初めての外資系企業に派遣で入ったあの時に比べると雲泥の差。
イメージは通常の会話やメール作成は日本語と同様にスラスラできるレベル。
ただし、小難しい説明やメールなどをする場合は会話ではややもたつき、メールだとアルクなどの英語のサイトをちょこちょこ見て作成するくらい。
やっと英語をビジネスで使える戦力になったと感じる。
それでも苦戦するのは英語ネイティブとの会話。
非英語圏の人の英語はまだスピードや単語の繋がりも強烈でないので聞き取れるがネイティブの特にアメリカンイングリッシュは今もかなりキツイ。
手加減してもらってなんとか聞き取れるが、本気のスピードで話されたら理解できない。
と、こんなレベル感が今。
なので、引き続きオンライン英会話で自主勉強したりしている。
※オンライン英会話は下記のサイトをご参考に
無料のオンライン英会話のススメ ~今年こそは英語を!と何年も思っている方へ~
さいごに
今回はわたし自身の経験を元にTOEICのレベルとその時点でのビジネス英語力を紹介。
個人的にはTOEICの点数=ビジネス英語力ではないが相関関係は結構あるのではと感じる。
イメージはTOEIC600点くらいまではTOEICの点数≒ビジネス英語力だが、そこから先は英語力とTOEICスコアとのブレが生じるような感覚値。
つまりTOEICで、600点取れない人はビジネス英語力のポテンシャルも低い。
ある意味で学歴にも似ているが、学歴が高い人は仕事もできる可能性は高いのと同様にTOEICスコアが高い人はビジネス英語力がある可能性が高い。
ただし、学歴の場合高学歴が全員仕事ができるかというとそうではなく、高学歴でもまったく使い物にならない人もいるし学歴が低くても優秀な人もいる。(もちろん適材適所もあるが)
TOEICと学歴で異なる部分はTOEICの場合200点だけど英語ペラペラはまずありえない。
でもTOEIC900点だからといって外資系企業ですぐにビジネス英語ができるかというとそれも難しい。
なぜなら、TOEICはあくまでもリスニングとリーディングのスキルでありスピーキングとライティングの力は測っていない。※念のためだがTOEICにもスピーキングとライティングを測るものもあるが、一般的に求められるスコアはリスニングとリーディングのみ
なので、初めて英語をバリバリ使う環境で働くとわたしと同じように即戦力となるのは難しいだろう。
ただし、元々のポテンシャルが高いのですぐにビジネス英語に慣れる。
反対にTOEICの点数がそこまで高くなくてもビジネス英語の現場をくぐっている人は、ある意味“現場英語力”で戦力となる。
やはり実際に英語を使った経験値はどんなTOEICスコアよりも価値がある。
むしろ現場の英語力を測ることができない人のためのTOEICなのだ。
資格とは元来そういうもの。
ただし就活や転職ではその資格で足切りされるのも事実。
そういったことを踏まえた上でわたしのTOEICの点数とビジネスでの英語力を参考にしていただきたいと思う。
なお、ご参考までに英語学習のまとめのページは下記。
わたしが実際にやってみたおすすめの英語の勉強方法5つ【期間、料金別】