外資系企業

「私、明日で会社辞めます。」外資系企業の退職事情

「突然ですが、わたし本日で会社を辞めることになり、明日から出社しません。」

これは、わたしが実際に外資系企業に入ってから衝撃を受けたできごとの一つ。

「明日ですか?引き継ぎ誰がやるんですか?」と部署は突然の事態に騒然。

しかし問題はありましたが、その後は大きなトラブルもなく各人に仕事は引き継がれ時は過ぎていきました。

まぁ仕事は誰か突然辞めてもなんとかなるもんですね。

もちろん、もっと早く言ってもらえれば断然楽ですし、トラブルも少ないです。

今回は外資系企業で働いているわたしが実際に経験した外資系企業の退職事情を紹介していきます。

 

「私、明日で会社辞めます。」外資系企業の退職事情

外資系企業で働いていると、人の流動性がとても高いと感じます。

以前働いていた会社では、わたしが働いていた3年間くらいで経理部門のメンバーが半分くらい入れ替わりました。(つまり半分くらい退職)

理由はさまざまですが、ポジションと能力が合わずに自ら退職するパターン。

もっと上のキャリアや給料に惹かれて辞めるパターンなどさまざまです。

外資ですと、M&Aと言った企業買収や各国の拠点閉鎖や合併なども可能性としてはあるので、その影響でのリストラもあります。

なので、わたしの同僚や上司は「今の会社で5社目だよ~」や「7社目だね~」など皆ある程度転職回数が多いです。

※なお、転職でブラック企業を避ける方法は下記参照

転職でブラック企業を避けるシンプルな方法【外資系企業の経理編】

ブラック企業を避けるシンプルな方法
転職でブラック企業を避けるシンプルな方法【外資系企業の経理編】 ...

 

ちなみにわたしが入った会社は新卒採用はしておらず、中途採用しかしていなかったので、最低でも皆2社以上経験していました。

そんな状況だと、7年くらい同じ会社で働いている人は相当長く働いているという印象を持たれます。

これって、日系企業だと短いくらいだと思いますが、外資系企業だと長い期間と判断されるんですね。

仮に10年同じ会社で働いているとなると、長老の域に達します。

 

退職後の動き

じゃあ、退職した人はどういった会社に転職するかというと、わたしの周りで一番多いパターンは、同じ業界の同じようなポジションに転職することが多いです。

役職などは少し上を狙う人もいます。

この結果は考えるとシンプルで、自身の経験のある業務や業界だと次の会社に転職した際に即戦力としてすぐに働けるからです。

また、即戦力であれば年俸アップも期待できます。

会社としても同業で同じような業務をおこなっていた人材を取ることで、競合のノウハウが手に入るので、メリットがあります。

少し驚いたのが、以前勤めていた会社の方でいくつか別の会社に転職して、その後ポジションを上げてまた同じ会社に戻るというパターンがあったことです。

こういった懐の深い会社が多いと、すごく自由に転職ができるので、もっといろいろな会社でこの動きが広がることを願うばかりです。

※ちなみに外資系企業と一口に言ってもいろんな会社があります(下記参照)

外資系企業にも種類がある? 就職や転職前に3タイプの外資系企業を紹介

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退職から次の会社が始まるまで大人の長期休暇

転職をする際のメリットは、より高いポジション、高い給料で働くチャンスを手に入れるということがあります。

※ちなみにわたしは毎年平均100万円年収を上げました(下記参照)

【全文無料】500万円年収アップを未経験から5年で実現した2つのポイント

また、より良い労働環境の会社で働くことができるというのもあるでしょうか?※その逆もしかり

わたしは、上記以外で退職から次の会社が始まるまで、長期休暇が取れる部分も大きなメリットであると感じます。

退職から次の会社へ転職するまで、残っている有給休暇の消化や、退職日の日程が明確に分からない場合、次の転職先に少し保守的に開始日を伝えます。

すると、人によっては1ヶ月や2ヶ月の長期休暇が取れるんです。

もし、終身雇用で同じ会社で働き続けていた場合、2ヶ月休暇を取れる会社はいったいどれだけあるでしょうか?

2ヶ月休みがあれば、海外の近場なアジアではなく、遠くのヨーロッパ、アフリカ、南アメリカなどに余裕を持って旅行ができます。

もしくは、次の会社でさらに活躍できるように、英語力アップで語学留学や、資格取得のため講座を受講するなど、できることはたくさんあります。

※長期休暇を利用して、わたしはフィリピン留学と国際ワークキャンプに参加しました。

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お子様がいる家庭だと今まで子供と触れ合う時間が取れなかった分、子供に関わることもできます。

そもそも本当に会社を辞めるなんて想像をする人は、ほとんどいないんじゃないでしょうか?

退職は日本ではネガティブなイメージが多いですが、会社を辞めることで大きなメリットもありますね。

 

さいごに

今回は、外資系企業の退職事情をお伝えしました。

退職というと日本ではネガティブなイメージですが、転職をキッカケにポジションを上げていく人がいることも事実です。

また、退職して次の会社に入社するまでに今まで貯めていた有給休暇を使って長期休暇も可能です。

転職で長期休暇ってとても魅力的ですよね?

転職をするためにはまずは自分という商品が世の中でどれだけの価値を生むかの確認が必要です。

そのためには、事前にエージェント登録及びマーケット情報のチェックをされることをオススメします。

※ちなみに外資系企業の転職のまとめは下記

外資系企業への転職のまとめ(転職準備から未経験・経験者の転職方法、面接対策)

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何事もタイミングと準備が大切です。